「自立心」とは?意味や使い方!例文や解釈
「自立心」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「自立心」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「自立心」とは?
- 「自立心」の表現の使い方
- 「自立心」を使った言葉と意味を解釈
- 「自立心」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「自立心」の反対語
- 「自立心」の類語や類義語・言い換え
- 「自立心」の英語と解釈
「自立心」とは?
「自立心」とは人に頼らずに、一人でやっていこうとする心構えのことを言います。
- 「自立心」の読み方
「自立心」の読み方
「自立心」とは「じりつしん」と読みます。
「自立心」の表現の使い方
「自立心」とは人に頼らない、自力でやっていこうとする心構えのことを言います。
人に対して使う言葉ですが、例えば一人で何でもやろうとする意識が強い人のことは「自立心旺盛」「自立心が強い」などと言います。
一方で、人に甘えたり、自分一人で行動しようとしない人のことは「自立心がない」と言うのです。
また自力でやっていけるようにと、育てたり指導するなど、導いていくことを「自立心を促す」「自立心を育てる」などと表現します。
「彼女は大人だが、自立心がまるでない人のようだ」「僕は子どもの時から自立心が強く、早く大人になって一人暮らししたいと思っていた」などと使います。
「自立心」を使った言葉と意味を解釈
「自立心」を使った言葉や言い回しをいくつか紹介していきます。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「自立心を妨げる」
- 「自立心が強い」
- 「自立心を養う」
「自立心を妨げる」
「自立心を妨げる」とは、人に頼らず、自力でやっていこうとする気持ちを邪魔すること、妨害となることを言います。
一般的には、親が子を愛するあまり心配過剰になり、過干渉、過度な甘やかしなどを行うことに対して「自立心を妨げる」という風に言います。
親が必要なことはやってくれる、親がいなければ一人で判断できない、というようになってしまうのです。
「母親の過度な心配は、かえって息子の自立心を妨げるだけだ」「自立心を妨げることになるので、何でも先回りして世話をやくのは止めた方がいい」などと使います。
「自立心が強い」
「自立心が強い」とは、人に頼ろうとせず、自力でやっていこうとする気持ちが強いことを言います。
「自立心が強い子に育てるにはどうしたらいいのか」「彼女は学生の頃から、人一倍自立心が強い子でした」「自立心が強いと言えば聞こえはいいが、ようするに人の意見を聞き入れないということでもある」などと使います。
「自立心を養う」
「自立心を養う」とは人に頼らず、甘えず一人でやっていけるように鍛練することを言います。
自分と向き合い、甘えを捨てること、勉強や運動など何か毎日努力して継続する、自分のことは自分でするといったように少しずつ自分を鍛えていくことで「自立心」は養われるとされています。
「親に甘えて当然と思っているようだが、少しは自立心を養う努力をしたらどうだ」「自立心を養う為に、あの子にアルバイトをすることを勧めました」「実家が近いのに、僕があえて寮に入ったのは自立心を養うようにと、親が決めたからだ」という風に使います。
「自立心」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「自立心」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「自立心」を使った例文1
- 「自立心」を使った例文2
「自立心」を使った例文1
「母親が何でも手伝ってしまうと、子どもの自立心が育たない」
母親が何でもすると、子どもはそれが当たり前となり、自分で何とかしようという気持ちが育たたなくなります。
また、困ったことがあれば親に頼ればいいという考え方になりやすいのです。
このような状況を「自立心が育たない」「自立心がない」と言います。
「自立心」を使った例文2
「自立心の強い子ですから、卒業するとさっさと自活を始めました」
自分のことは自分でする、誰にも相談することなく決断するといった人は「自立心が強い」と言えるでしょう。
「自立心」の反対語
「自立心」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「依頼心」【いらいしん】
「依頼心」【いらいしん】
「依頼心」とは他人に頼る気持ちという意味になります。
「僕は依頼心が強い女の子は好きじゃない」「あの子はいい年して、依頼心が強くて情けない」「親への依頼心なんて、捨てなさい」という風に使います。
「自立心」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「自立心」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「独立心」【どくりつしん】
- 「自負心」【じふしん】
- 「孤高」【ここう】
- 「自主性」【じしゅせい】
- 「主体性」【しゅたいせい】
「独立心」【どくりつしん】
「独立心」とは他に依存しないで、自立しようとする心のことを言います。
「独立心旺盛なのはいいことだが、生活にはお金が何かとかかることは覚悟しなさい」「独立心というものが僕にも芽生えてきたようだ」などと使います。
「自負心」【じふしん】
「自負心」とは自分の才能、自信に誇りを持つ心のことを言います。
「強い自負心があれば、大抵のことは何とかなる」「自負心の強い女性だから、男性に養ってもらいたいなど思っているわけがない」という風に使います。
「孤高」【ここう】
「孤高」とはただ、一人で他とはかけ離れて高い境地に存在することを言います。
「彼女は孤高の人だった」「孤高の精神で乗り切ったが、本当は孤独だった」などと使います。
「自主性」【じしゅせい】
「自主性」とは自分自身の判断で行動することを言います。
「自主性を生かす」「自主性がない子も多い」などと使います。
「主体性」【しゅたいせい】
「主体性」とは自分の意志、判断により、責任を持ち行動する態度、気持ちを言います。
「あの子も今では主体性を持って行動するようになった」という風に使います。
「自立心」の英語と解釈
「自立心」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では“independence”という単語を使います。
例文は“foster a sense of independence”(自立心を養う)となります。
いかがでしたでしょうか。
「自立心」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。