「自立心旺盛」とは?意味や言い換え!例文と解釈
「自立心旺盛」、という表現を聞いたことがあるでしょうか。
恋愛においても使われる言い回しですね。
ここでは「自立心旺盛」という表現について紹介していきます。
目次
- 「自立心旺盛」とは?
- 「自立心旺盛」と「独立心旺盛」の違い
- 「自立心旺盛」の表現の使い方
- 「自立心旺盛」を使った例文と意味を解釈
- 「自立心旺盛」の類語や類義語・言い換え
「自立心旺盛」とは?
「自立心旺盛」というのは周りの力に頼らず、自分の力だけで物事をこなしていこうという気持ちに溢れている、という意味です。
自立心というのは他の力や支配などを受けることなく、自分で物事をやっていこうとする心構えのことを指しており、旺盛という言葉にはその活動力が非常に盛んである、という意味があるのです。
「自立心旺盛」というのは自分の力だけで何かをしていこうという気持ちが強い、そのような気持ちに溢れている、という意味になり、他の人の力は必要ない、自分の力でなんとかする、という強い気持ちの表れでもあるのです。
- 「自立心旺盛」の読み方
「自立心旺盛」の読み方
「自立心旺盛」という表現は「じりつしんおうせい」と読みます。
自立心は非常に大切ですので、この表現もぜひ知っておきたいですね。
「自立心旺盛」と「独立心旺盛」の違い
「自立心旺盛」、という表現とよく似た意味合いの言葉に独立心旺盛、というものがあります。
独立心というのは他人に依存せず、独り立ちをしようとする気持ちを指しており、自立心というのは他の人の力を借りることなく自分でなんとかしようとする心持ちのことを指しています。
独立心というのは、基本的には親から離れて生活することを表します。
例えば、実家を離れて一人暮らしをしていればそれは独立したということになりますが、実家を離れて一人暮らししているにもかかわらず、洗濯ものは常に実家に持ち帰り、実家で洗ってもらう、料理は実家でもらったものを持ち帰り、何とかしている、などという状態であれば自立しているとは言えません。
独立していたとしても、完全に親に頼っている状態ですよね。
逆に、実家で生活していたとしてもきちんと家に家賃を入れ、食費などを自分で賄い、負担をしているということであれば、独立をしていなくても自立はしていると言えるでしょう。
つまり、「自立心旺盛」というのは自分の力でなんとかしていこうとする気持ちが強いことを指しますが、独立心旺盛というのは親元から離れて生活したいという気持ちに溢れているという意味を持つのです。
「自立心旺盛」の表現の使い方
「自立心旺盛」という表現は、最近は女性に対しても使われる表現の1つです。
例えば、かつて女性は男性をサポートするという役割を期待されていましたが、今はどちらかというと女性も力をつけ、ひとりで立てる女性が増えましたよね。
むしろ男性の庇護は必要ないと考える人もいるかもしれません。
男性の力などなくても自分は成功できる、男性の力を借りなくても充実した人生を歩みたい、という考えを持っている人は自立心が旺盛だと言えるでしょう。
ただし、だからといって結婚願望がなければ自立心が旺盛なのかと言われれば、そういうわけではありません。
たとえ結婚願望があったとしても、自立した生活を求める女性は珍しくないのです。
「自立心旺盛」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介していきます。
- 「自立心旺盛」を使った例文1
- 「自立心旺盛」を使った例文2
「自立心旺盛」を使った例文1
「姉は自立心旺盛で、実家にいた時から親に頼っていませんでした」
自立心が旺盛な人は、たとえ実家で生活していたとしても親にきちんと家賃を払い、親に負担をかけさせないようにする、ということがありますよね。
最近では実家暮らしであったとしても親に家賃を負担するという人が増えていますが、むしろ就職したらそのようにありたいと考えている人も多いのではないでしょうか。
「自立心旺盛」を使った例文2
「息子は自立心がないため、自立心旺盛の甥っ子を見習ってほしいです」
「自立心旺盛」の人もいれば、自立心が全くないと思われる人も珍しくないですよね。
最近はパラサイトなどという言葉もありますが、大学を卒業した後も親元で暮らし、親に依存しているという子供もいると言われています。
少しは自立心を育てなければいけませんね。
「自立心旺盛」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介していきます。
- 「自主性がある」【じしゅせいがある】
- 「一人前」【いちにんまえ】
「自主性がある」【じしゅせいがある】
自主性がある、というのは他の人からの干渉や保護を受けず、独立して何かをする態度や性質を指しています。
例えば、上司から「自主的に動きなさい」と指示を受けた経験を持つ人もいるのではないでしょうか。
これはやれと言われたからやる、というわけではなく、言われなくても行動する、ということを指摘されているのです。
「一人前」【いちにんまえ】
一人前、というのは1人分という意味ですが、社会的能力や技術力などが一定の基準に足したことを表します。
学問などが一応の水準に達している場合、この表現が使われるのです。
「自立心旺盛」、という表現はぜひ覚えておきましょう。
旺盛でなかったとしても自立心を養う努力が必要です。