「削ぎ落とす」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
日常会話で「削ぎ落とす」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「削ぎ落とす」の意味
- 「削ぎ落とす」の表現の使い方
- 「削ぎ落とす」を使った例文と意味を解釈
- 「削ぎ落とす」の類語や類義語
「削ぎ落とす」の意味
「削ぎ落とす」の意味は、「不要な部分を切り取ること」です。
本体についた不要なものを、器具を使ったり、自分で努力をして自然消滅的になくすことを言います。
形があり目に見えるものに使われますが、力付くで取れない様なものに対しても使われます。
いらないものをなくして本体をスッキリとさせたい時の表現で、基本的に好ましい結果につながります。
- 「削ぎ落とす」の読み方
- 「削ぎ落とす」を分解して解釈
「削ぎ落とす」の読み方
「削ぎ落とす」の読み方は、「そぎおとす」になります。
「はぎおとす」と読み間違わない様にしましょう。
「削ぎ落とす」を分解して解釈
「削ぎ落とす」は、「削ぎ+落とす」で成り立っています。
「削ぎ」は動詞「削ぐ」の連用形で、「出っ張った部分を切り落とす」「斜めに薄く切り取る」「斜めに切って先端をとがらせる」「受け身形として、興味や関心が奪われること」「省略して簡単にする」という意味があります。
「落とす」は「落ちる」の他動詞で、「付いているものを取り去る」「そこにあるものをなくす」という意味です。
これらの意味が組みあわさり「出っ張った部分を切り落として取り去る」→「いらない部分を切り取る」という意味で使われる様になりました。
「削ぎ落とす」の表現の使い方
「削ぎ落とす」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 本体に影響がない時に使う
文法的な使い方
「削ぎ落とす」は動詞を含んだ言葉ですので、文末にそのまま使えます。
副詞形は「削ぎ落して」になり、名詞形は「そぎ落とし」になります。
本体に影響がない時に使う
「削ぎ落とす」は、「いらない部分を切ってなくすこと」という意味で、その部分がなくなっても本体の機能に影響はない時に使います。
むしろその部分を取り除くことで、見た目が良くなったり動作が軽快になることを表しています。
「削ぎ落とす」を使った例文と意味を解釈
「削ぎ落とす」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「削ぎ落とす」を使った例文1
- 「削ぎ落とす」を使った例文2
「削ぎ落とす」を使った例文1
「彼はジムに通って贅肉をそぎ落として驚くほどスリムになった」
メタボ気味だった男性が、ジムに通ったところ、お腹周りの脂肪がなくなって見違えるほどスリムになったことを表しています。
「削ぎ落とす」を使った例文2
「シュラスコは大きな肉の塊を薄く削ぎ落とす料理です」
ブラジルの有名な料理「シュラスコ」は、大きな肉の塊をテーブルに持って来て、スタッフがナイフで薄く切り分けてくれる料理です。
「削ぎ落とす」の類語や類義語
「削ぎ落とす」の類語や類義語を紹介します。
- 「えぐり取る」【えぐりとる】
- 「はぎ取る」【はぎとる】
「えぐり取る」【えぐりとる】
「ものの一部をくりぬくようにして取り出すこと」という意味です。
「はぎ取る」【はぎとる】
「外側に付いているものを奪う様にむしり取ること」という意味です。
「削ぎ落とす」は「不要な部分を切り取ること」という意味です。
無駄なものをなくしてスッキリとさせたい時に使いましょう。