「漸減」とは?意味や類語!例文と解釈
「漸減」という表現は「売上規模が漸減しました」や「増税で可処分所得が漸減しています」といった文章で使われますが、「漸減」にはどのような意味があるのでしょうか?
「漸減」の表現の「意味・読み方・使い方・対義語・例文と解釈・類義語」について、詳しく解説していきます。

目次
- 「漸減」とは?
- 「漸減」の表現の使い方
- 「漸減」の対義語
- 「漸減」を使った例文と意味を解釈
- 「漸減」の類語や類義語
「漸減」とは?

「漸減」という表現は、「物事の数量が次第に減ること」や「だんだんと減ること」を意味しています。
「漸減」というのは、「事物の数・量が少しずつ段階的に減っていくさま」や「下り坂(下落トレンド)になって次第にだんだんと減っていくさま」を意味している表現なのです。
- 「漸減」の読み方
「漸減」の読み方
「漸減」の読み方は、「ぜんげん」になります。
「漸減」の表現の使い方

「漸減」の表現の使い方は、「事物の数・量が次第に少しずつ減っていく場合」に使うという使い方になります。
例えば、「売上が漸減しているので特別セールで売上の挽回を目指します」や「村の人口が漸減していったことで村の活気も失われました」といった文章で、「漸減」という表現を適切に使用することができます。
「漸減」の対義語

「漸減」の対義語を紹介して、意味を説明します。
- 「漸増」【ぜんぞう】
「漸増」【ぜんぞう】
「漸増」という表現は、「次第に少しずつ増加すること」や「段々と(徐々に)増えていくさま」を意味しています。
「漸減」という言葉は、「次第に少しずつ減少すること」や「段々と(徐々に)減っていくさま」という意味を持っています。
それらの意味から、「漸減」とは正反対の意味を持つ対義語(反対語)として、「漸増」という表現を指摘できるのです。
「漸減」を使った例文と意味を解釈

「漸減」を使った例文を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「漸減」を使った例文1
- 「漸減」を使った例文2
「漸減」を使った例文1
「昨年からの不況・増税の影響を受けて収益が漸減しているので、売上・利益を回復させるために思い切った経営改革が必要になっています」
この「漸減」を使った例文は、「昨年からの不況・増税の影響を受けて収益が次第にだんだんと減っているので」という意味合いで、「漸減」という表現を使っています。
「漸減」を使った例文2
「未婚化晩婚化・少子化の影響で日本の人口が漸減していますが、深刻な少子高齢化を打開する政策が見つかりません」
この「漸減」を使った例文は、「漸減」という表現を、「未婚化晩婚化・少子化の影響で日本の人口が少しずつ段階的に減っていますが」という意味を持つ文脈で使用しています。
「漸減」の類語や類義語

「漸減」の類語・類義語を紹介して、その意味を説明していきます。
- 「減少・逓減」
- 「先細り・下り坂」
「減少・逓減」
「減少」という表現は、「事物の数量が減ること・減っていくさま」を意味しています。
「逓減」というのは、「一度に減るのではなく、少しずつ次第に減っていくさま」を意味している言葉です。
それらの意味合いから、次第に少しずつ減っていくさまを示す「漸減」とほとんど同じような意味を持つ類語(シソーラス)として、「減少・逓減」を上げることができます。
「先細り・下り坂」
「先細り」という表現は、「少しずつ売上・収益などの数字が落ちて先の見通しが悪いこと」を意味しています。
「下り坂」という言葉も、「業績・売上などの数字が次第に減っていく方向への勢いがあるさま」の意味合いを持つ言葉です。
この意味合いから、「漸減」と近しい類似の意味を持つ類義語として、「先細り・下り坂」の表現を指摘できるのです。
この記事で説明した「漸減」の表現には、「次第に減ること・だんだんと減ること」や「数量が少しずつ減少するさま」などの意味があります。
「漸減」の類語・類義語として、「減少・逓減」「先細り・下り坂」などがあります。
「漸減」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。