「機密」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
国際問題に関する話題やネットニュースなどで「機密」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「機密」の意味
- 「機密」の表現の使い方
- 「機密」を使った例文と意味を解釈
- 「機密」の類語や類義語
「機密」の意味
「機密」の意味は、「国家や組織において、政治や軍事上で極めて重要な秘密事項のこと」です。
国家や組織では、秘密で様々な計画を進行させていることがあります。
軍事的な技術や政策などは、あっという間にスパイに嗅ぎつけられてしまい、他に情報を流されてしまいます。
最も重要なことを最後まで関係者だけにしか分からない様にしておくことを「機密」と言います。
単に「重要な秘密」ではなく、もしも漏えいしたら国家の存続や政治のあり方に大きな影響を与えかねない様な内容を表します。
- 「機密」の読み方
- 「機密」の言葉の成り立ち
- 「機密」と「秘密」の違い
「機密」の読み方
「機密」の読み方は、「きみつ」になります。
「機」を「幾」と書き間違わない様にしましょう。
「機密」の言葉の成り立ち
「機密」の「機」は、「ものごとの起こるきっかけ」「ものごとの大事な部分」「飛行機」という意味があります。
「密」は「すきまがなくぎっしりと詰まっていること」「関係が深いこと」「きめがこまかいこと」という意味があります。
これらの漢字が組み合わさり「ものごとの大事な部分と関係が深いこと」=「最も大切なこと」として使われています。
「機密」と「秘密」の違い
「機密」と似た言葉に「秘密」がありますが、この2つは使い分けがあります。
「機密」は「国家や組織、団体などに関わる重大な情報のこと」という意味です。
「秘密」は「人に言わず隠しているものごと」という意味です。
「知られたら大変なことになるか、内容によっては本人しか気にしないことか」という違いがあります。
「機密」の表現の使い方
「機密」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 民間企業にも使う
文法的な使い方
「機密」は名詞で、文末に使う時には形容動詞として「機密だ・である」となります。
既に重大な秘密となっている状態ですので、「秘密」の様に「機密にする」とは使いません。
民間企業にも使う
「機密」は、国家や政治だけではなく民間企業でも使う言葉です。
軍事産業やIT産業でトップレベルの企業は、国にとって重要な技術や知識を持っているものです。
この様な企業が持っている情報に対して「機密」が使われます。
「機密」を使った例文と意味を解釈
「機密」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「機密」を使った例文1
- 「機密」を使った例文2
「機密」を使った例文1
「日本は軍事機密を絶対に守らないと将来的に危うくなりそうだ」
現在の日本は対外的に敵が多いので、軍事的な重要秘密は絶対に守る様にするべきだと言っています。
「機密」を使った例文2
「秘書という職業柄、会社の機密文書を目にすることもある」
秘書は社長の代わりに重要な書類を受け渡しすることも多く、極秘事項を目にすることもあると言っています。
「機密」の類語や類義語
「機密」の類語や類義語を紹介します。
- 「禁秘」【きんぴ】
- 「トップシークレット」【とっぷしーくれっと】
「禁秘」【きんぴ】
「絶対に秘密にして誰にも見せないこと」という意味です。
「トップシークレット」【とっぷしーくれっと】
「国家や軍隊における極秘事項の最高レベルのもの」という意味です。
「機密」は「国家や組織において、政治や軍事上で極めて重要な秘密事項のこと」です。
会社でも使う可能性があるので覚えておきましょう。