「悪びれない」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
日常会話で「悪びれない」という言葉を使うことがあります。
一体どの様な意味なのか、語源や使い方なども併せて紹介します。
目次
- 「悪びれない」の意味
- 「悪びれない」の表現の使い方
- 「悪びれない」を使った例文と意味を解釈
- 「悪びれない」の類語や類義語
「悪びれない」の意味
「悪びれない」の意味は、「自分のしたことを少しも悪いと思ったり、恥じたりする様子がないこと」です。
周囲から見て明らかに人に迷惑をかけたり、非常識だと思う行動をしたにもかかわらず、全く平気な顔をしていることを言います。
普通の人は悪いことをするとおどおどしたり、きまずい様子をするのですが、その様な様子が全くない時の表現です。
- 「悪びれない」の読み方
- 「悪びれない」の語源
「悪びれない」の読み方
「悪びれない」の読み方は、「わるびれない」になります。
「あくびれない」と読み間違わない様にしましょう。
「悪びれない」の語源
「悪びれない」は「悪びれる」の否定形です。
「悪びれる」の語源は、「悪いこと」である「悪」と、「ビクビクする」という意味の「怯える」が組み合わさった言葉です。
つまり、「悪いことをしてバレたり怒られたりすることを怖がってビクビクと怯える」という意味が省略された言葉なのです。
そして上記のようなそぶりを見せない人に対して「悪びれない」が使われる様になりました。
「悪びれない」の表現の使い方
「悪びれない」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 人に対して使う
文法的な使い方
「悪びれない」は打消しの助動詞「ない」がついた表現ですので、文末にそのまま使うか、「悪びれない様子だ・である」として使います。
副詞として使う時には「悪びれずに」になります。
人に対して使う
「悪びれない」は、自分にではなく、悪いことをして全く反省の色を見せない人に対して使います。
何故ならば、その様な人は自分で気づいておらず、周囲の人がその人の様子を見て使う言葉であるからです。
「悪びれない」を使った例文と意味を解釈
「悪びれない」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「悪びれない」を使った例文1
- 「悪びれない」を使った例文2
「悪びれない」を使った例文1
「彼女は3日連続遅刻をしてきて全く悪びれないで仕事をしている」
3日連続で遅刻をしてきて、「すいません」と一言いったきり、あとは平然と仕事をしている様子を表してます。
「悪びれない」を使った例文2
「彼はふたまたかけていても少しも悪びれない」
女性をふたまたかけていたことがバレても、恋愛は自由だからと全く悪いと思っていない様子であることを表しています。
「悪びれない」の類語や類義語
「悪びれない」の類語や類義語を紹介します。
- 「ふてぶてしい」【ふてぶてしい】
- 「いけしゃあしゃあと」【いけしゃあしゃあと】
「ふてぶてしい」【ふてぶてしい】
「自分のしたこと対して反省せずに、開き直って図太いこと」という意味です。
「いけしゃあしゃあと」【いけしゃあしゃあと】
「悪いことや図々しいことをしていて、こちらのしゃくに触るほど平然としている様子」という意味です。
「悪びれない」は「自分のしたことを少しも悪いと思ったり、恥じたりする様子がないこと」という意味です。
悪いことをして何も気にしていない様子の人に対して使いましょう。