「散ずる」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「散ずる」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「散ずる」という言葉を使った例文や、「散ずる」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「散ずる」とは?意味
- 「散ずる」の表現の使い方
- 「散ずる」を使った例文や短文など
- 「散ずる」の類語や類義語・言い換え
「散ずる」とは?意味
「散ずる」には、「散る」「ちりぢりになってなくなる」という意味があります。
また「散ずる」は「不快な感情がなくなり、気が晴れる」ことを意味します。
- 「散ずる」の読み方
「散ずる」の読み方
「散ずる」の読み方は、「さんずる」になります。
「散ずる」の表現の使い方
「散ずる」の表現の使い方を紹介します。
「散ずる」には、「散る」「ちりぢりになってなくなる」という意味があります。
例えば、桜の季節には、川沿いの土手などに桜の花が咲き乱れます。
しかし、強風などが吹くと、桜の花が散り、ちりぢりになってしまうでしょう。
このような様子を、「強風が吹き、桜の花が散ずる」などと、「散ずる」という言葉を使って説明できます。
また「散ずる」は「不快な感情がなくなり、気が晴れる」ことを意味します。
例えば、お腹が痛くて不快な気持ちになっていた人が、腹痛に効く薬を飲みます。
薬が効果を発揮すれば、不快な気持ちがなくなるため、「腹痛を起こしたが、薬が効いて、イライラが散じた」などと「散ずる」という言葉を使えます。
「散ずる」を使った例文や短文など
「散ずる」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「散ずる」を使った例文1
- 「散ずる」を使った例文2
「散ずる」を使った例文1
「大道芸人の芸が終わると、観衆が『散ずる』」
この例文は道端で大道芸人が芸をしていたが、その芸が終わると、見ていた人たちが、ちりぢりになっていなくなったという文章になります。
このように「散ずる」には、「散る」「ちりぢりになってなくなる」という意味があります。
「散ずる」を使った例文2
「夫に不満を伝えたら、怒りが『散じて』スッキリした」
この例文は怒りを抱えた妻が、夫に思いのたけをぶつけたら、怒りがなくなりスッキリしたという文章になります。
このように「散ずる」は「不快な感情がなくなり、気が晴れる」ことを意味します。
怒りを貯め込むよりも、時にはこのように吐き出した方がスッキリするかもしれません。
「散ずる」の類語や類義語・言い換え
「散ずる」の類語や類似を紹介します。
- 「散る」【ちる】
- 「晴れる」【はれる】
「散る」【ちる】
「散る」は「花や水などが離れて落ち飛ぶ」ことを意味します。
また「集まっていた物が、バラバラになる」という意味があります。
「花弁が散る」「集団が散る」などという使い方をします。
「晴れる」【はれる】
「晴れる」は「雨や雪が降りやむ」という意味があり、さらに「心のわだかまりや悩みなどがさっぱり無くなること」を意味します。
「気分が晴れる」などという使い方をします。
「散ずる」という言葉について見てきました。
ちりぢりになってなくなる様子を見た時、不快な感情がなくなり、気が晴れる様子を見た時に、「散ずる」という言葉を使ってみましょう。