「扱き混ぜる」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
日常会話で「扱き混ぜる」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「扱き混ぜる」の意味
- 「扱き混ぜる」の表現の使い方
- 「扱き混ぜる」を使った例文と意味を解釈
- 「扱き混ぜる」の類語や類義語
「扱き混ぜる」の意味
「扱き混ぜる」の意味は、「2種類以上のものを、むしり取る様に混ぜ合わせること」です。
普通にかき混ぜるのではなく、粘り気のあるものや、混ざりにくいもの同士をよく混ぜ合わせることを言います。
棒状のものや機械などを使い、打ちつけたりむしり取ったりして、それぞれの素材同士を細かい状態にしてから混ぜる時の表現です。
- 「扱き混ぜる」の読み方
- 「扱き混ぜる」を分解して解釈
「扱き混ぜる」の読み方
「扱き混ぜる」の読み方は、「こきまぜる」になります。
「扱き」は「しごき」とも読みますが、「混ぜる」がつく場合は「こき」と読みます。
「かきまぜる」と読み間違わない様にしましょう。
「扱き混ぜる」を分解して解釈
「扱き混ぜる」は「扱き+混ぜる」で成り立っています。
「扱き」は動詞「扱く」の連体形で、読み方により意味が違います。
「扱き混ぜる」は「こき」→「こく」と読み、意味は「細長いものにくっ付いているものを、挟んでひっぱりこすり落とすこと」「たるみをなくす為にてでこすりながら空気を抜くこと」という意味です。
「混ぜる」は「2つ以上のものを加え合わせて一つにすること」という意味です。
これらの言葉が組み合わさり「くっ付いている2つ以上のものを挟んで引っ張り、こする様にして一緒にすること」という意味で使われています。
「扱き混ぜる」の表現の使い方
「扱き混ぜる」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- かなりしっかり混ぜる時に使われる
文法的な使い方
「扱き混ぜる」は動詞を含んだ表現ですので、文末にそのまま使えます。
副詞として使う時には「扱き混ぜて」になります。
かなりしっかり混ぜる時に使われる
「扱き混ぜる」は、器具などを使ってむしり取る様に混ぜ合わせる時に使います。
手間や労力を使う混ぜ方で、大変な様子を含んでいます。
「扱き混ぜる」を使った例文と意味を解釈
「扱き混ぜる」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「扱き混ぜる」を使った例文1
- 「扱き混ぜる」を使った例文2
「扱き混ぜる」を使った例文1
「くっついたチョコレートと砂糖をしっかりと扱き混ぜた」
お菓子作りの時に、ヘラや棒にくついたチョコレートや砂糖をこそぎ落しながらしっかりと混ぜたことを表しています。
「扱き混ぜる」を使った例文2
「子供の工作を手伝って粘土を扱き混ぜたら翌日筋肉痛になった」
子供の夏休みの宿題などで、粘土細工を手伝ったのですが、混ぜるのに非常に体力を使い、翌日筋肉痛がしたことを表しています。
「扱き混ぜる」の類語や類義語
「扱き混ぜる」の類語や類義語を紹介します。
- 「こねくり混ぜる」【こねくりまぜる】
- 「擦り混ぜる」【すりまぜる】
「こねくり混ぜる」【こねくりまぜる】
「何度もよく手で押さえ回して混ぜること」という意味です。
「擦り混ぜる」【すりまぜる】
料理の時に使うことが多く、「器具を使って2つ以上の素材を、容器の底にこする様にして合わせること」という意味です。
「扱き混ぜる」は「2種類以上のものを、むしり取る様に混ぜ合わせること」という意味です。
粘り気のあるものをこすり取りながら合わせる時に使いましょう。