方言の「がめつい」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「がめつい」という表現を知っているでしょうか。
ここでは「がめつい」という表現について詳しく紹介していきます。
目次
- 「がめつい」とは?意味
- 「がめつい」の表現の使い方
- 「がめつい」を使った例文と意味を解釈
- 「がめつい」の類語や類義語
「がめつい」とは?意味
「がめつい」というのは「利益を得ることに抜け目がなく押しが強い」という意味です。
「ケチでがっちりしている」という意味で、もともと1959年初演の菊田一夫の戯曲「がめつい奴」から広まった表現だと考えられており、今でも俗語として使われています。
これは372回上演されるほどのロングランで、当時の記録を作ったと言われています。
「がめつい」の表現の使い方
「がめつい」の表現の使い方を紹介します。
「がめつい」というのはネガティブなニュアンスで用いられることがほとんどです。
「利益を得ることに抜け目がなく押しが強い」という意味で、利益ばかり考えている、利益を得るためならば他に犠牲が出ても問題ない、という考え方の人は「がめつい」と言われるかもしれません。
例えば友達と食事に行く時もできるだけおごってもらおうと考えている、できるだけ払わなくて済むように計画している、などという場合は「がめつい」と言われる可能性があります。
「がめつい」を使った例文と意味を解釈
「がめつい」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「がめつい」を使った例文1
- 「がめつい」を使った例文2
「がめつい」を使った例文1
「彼は口を開けばお金のことばかり話しており、本当にがめついです」
お金のことばかり話している、儲けや安さなどに関心がありすぎる、などという場合は「がめつい」と言われてしまうかもしれません。
どこのスーパーが安い、どこの食材がお得、などという話題は主婦にとっては一般的ですが、常にお金の事ばかり話している、常に節約について考えている、ということになると周りから良い印象を持ってもらえない可能性があります。
「がめつい」を使った例文2
「実際にはがめついと言われる位でないとお金は貯まらないよ」
最近は収入が増えず悩んでいる人も多いかもしれません。
サイドビジネスという形で副業を始める人も増えましたが、そうでもしなければ将来に向けて十分な貯蓄ができないと考える人もいるのではないでしょうか。
そのため、中には「がめつい」と言われる位でちょうど良いと考える人もいます。
確かに、周りに流されて外食ばかりしていたらお金はたまりませんし、誘いにくいと思われる位でちょうど良いと考える人もいるのです。
「がめつい」の類語や類義語
「がめつい」の類語や類義語を紹介します。
- 「欲深い」【よくぶかい】
- 「強欲」【ごうよく】
「欲深い」【よくぶかい】
「奥深い」というのは「欲しがる気持ちが度を超えている」「欲張りである」という意味です。
とにかくものを欲しがる、という人は「欲深い」と言われる可能性があります。
「強欲」【ごうよく】
「強欲」というのは「あくどいほど欲が張っている」という意味です。
「強欲な高利貸し」などと使われます。
「がめつい」というのは日常的にも使われます。
「がめつい」とは思われないようにしたいと思う人も多いのではないでしょうか。