「擁護」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
新聞やネットニュースなどで「擁護」という言葉を見掛けることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「擁護」の意味
- 「擁護」の表現の使い方
- 「擁護」を使った例文と意味を解釈
- 「擁護」の類語や類義語
「擁護」の意味
「擁護」の意味は、「何かを身の危険からかばい守ること」です。
人だけではなく抽象的なものに対しても使われ、不利な立場にあったり、侵害を受けているものに対して、これ以上危害を受けない様に、或いは衰退しない様に、守ってあげることを言います。
組織的に行われることもあれば、個人的に手を差し伸べることもあります。
- 「擁護」の読み方
- 「擁護」の言葉の成り立ち
- 「擁護」と「養護」の違い
「擁護」の読み方
「擁護」の読み方は、「ようご」になります。
非常に難しい言葉ですが、社会人になれば使う機会もあるので覚えておきましょう。
「擁護」の言葉の成り立ち
「擁護」の「擁」は「いだく」「かかえる」「まもる」「さえぎる」という意味があります。
「護」は「まもる」とも読み、「かばう」「たすける」という意味があります。
つまり、「擁護」はどちらも「まもる」という意味があり、重ねることでより強調された言葉なのです。
「擁護」と「養護」の違い
「擁護」と同じ読み方をする言葉に「養護」があります。
この2つは混同し易いのですが、明確な使い分けがあります。
「擁護」は「何かを危害から守る」という意味で、不利な立場にあるものがこれ以上追いつめられない様にかばうことを言います。
「養護」は「子供を引き取り面倒をみて育てること」という意味で、事情があって家庭で育てられない子供を預かり親に代わって養うことを言います。
「擁護」の表現の使い方
「擁護」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 上下関係ではない
文法的な使い方
「擁護」は名詞ですので、文末に使う時には動詞を伴って「擁護する・した」になります。
守られる立場の人から見て「擁護される」と受け身形で使われることもあります。
上下関係ではない
「擁護」は、基本的に上下関係はなく、「人権」や「意見」など平等なものに対しても使われます。
少数派で侵害を受ける可能性があるものを守ることを表しているのです。
「擁護」を使った例文と意味を解釈
「擁護」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「擁護」を使った例文1
- 「擁護」を使った例文2
「擁護」を使った例文1
「全体的には彼の意見を擁護する人が多い」
会社の会議などで一人が反対意見を述べていたのですが、後になって多くの人が「彼の言い分は正しい」と言っていることを表しています。
「擁護」を使った例文2
「部長は最後まで部下を擁護する立場に回っていた」
部下がミスをして周囲から責められていたのですが、部長が責任は自分にあると言い、最後まで部下をかばっていたことを表しています。
「擁護」の類語や類義語
「擁護」の類語や類義語を紹介します。
- 「保護」【ほご】
- 「庇護」【ひご】
「保護」【ほご】
「人や動物を危険や脅威からかばい守ること」という意味です。
「庇護」【ひご】
「弱い者をかばいまもること」という意味です。
「擁護」は「何かを身の危険からかばい守ること」という意味があります。
ちょっと不利な立場にある人やものごとで、味方したいと思う様な時に使いましょう。