「待機」とは?意味や使い方!例文や解釈
「待機」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「待機」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「待機」とは?
- 「待機」の表現の使い方
- 「待機」を使った言葉と意味を解釈
- 「待機」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「待機」の反対語
- 「待機」の類語や類義語・言い換え
- 「待機」の英語と解釈
「待機」とは?
「待機」とは準備を整え、時機のくることを待つことを言います。
- 「待機」の読み方
「待機」の読み方
「待機」とは「たいき」と読みます。
「待機」の表現の使い方
「待機」とは準備をして、時機がくるのを待っていることを言います。
ごく簡単に覚えるならば「準備して待つ」ということを頭に入れておきましょう。
使い方としては、仕事などで必要とされる時まで控えている、もしくは出番を待つといった時などに「待機」と言い表します。
「控室で出番まで待機するように言われた」「現在、事務所でスタッフが待機している状態です」などと使います。
「待機」を使った言葉と意味を解釈
「待機」を使った言葉や言い回しをいくつか紹介していきます。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「自宅待機」
- 「待機電力」
- 「待機児童」
「自宅待機」
「自宅待機」とは自宅で準備を整えて待っているという意味ですが、これは仕事においては、業績が悪く仕事がないので家にいさせる、もしくは従業員同士のトラブルなどで出社することを禁止させるなど色々な意味があります。
また台風や大雨といった時に「自宅待機」となるのは休みではありませんが、出社すること自体が危険であったり、出社したところで仕事が無い為といったことで実質休みのようなものです。
給料が出るかどうかは、社員であるか、そうでないかで違いもあるでしょう。
例えばアルバイト、パートなどであれば給料は出ないと考えられます。
「自宅待機を命じられた」「大雨で営業できないので今日は自宅待機だと連絡があった」などと使います。
「待機電力」
「待機電力」とは電気製品などで、使用していなくても、コンセントを差し込んでいることで主電源が繋がっており消費される電力のことを言います。
「待機電力なんて大したことはないからコンセントを抜いて節約などそれほど効果はない」「待機電力も一年で考えれば馬鹿にはならない」などと使います。
「待機児童」
「待機児童」とは、日本で子育て中の保護者が保育所や学童保育などに入所申請をしていても希望人数が多くて順番待ちとなり、入所できずに待っている子のことです。
「待機児童」の多さに、待っている間に幼稚園に入園する年齢に達して、保育所を諦めて幼稚園入園に切りかえることもよくあることと言えるでしょう。
「妻も働けと言うが、夫は待機児童の問題を何もわかっていない」「待機児童が多い地域に住んでいるので保育所は諦めて幼稚園に入れるつもりだ」などと使います。
「待機」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「待機」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「待機」を使った例文1
- 「待機」を使った例文2
「待機」を使った例文1
「台風が来ているので、子どもを迎えに行けるように車の中で待機している」
「待機」とは準備を整えて時機のくるのを待つという意味です。
例文の場合は、迎えに行けるように車の中にいることが、準備を整えるということに当てはまるでしょう。
「待機」を使った例文2
「待機している時間の方が長くて、出番が来る頃には疲れてしまった」
例文のように、出る準備をして、出番を待つことを「待機」と言います。
「待機」の反対語
「待機」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「移動」【いどう】
- 「自主的」【じしゅてき】
「移動」【いどう】
「移動」とは一か所に留まらないこと、その時々で動くことあることを言います。
「車を移動させる」「いつ、移動するかわからないので注意しておく」などと使います。
「自主的」【じしゅてき】
「自主的」とは他人からの干渉、保護、命令などを受けずに自分から進んで行動することを言います。
「自主的な運営なのではっきりとルールがあるわけではない」「自主的な活動によるもの」などと使います。
「待機」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「待機」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「保留」【ほりゅう】
- 「控える」【ひかえる】
- 「順番待ち」【じゅんばんまち】
- 「スタンバイ」【すたんばい】
「保留」【ほりゅう】
「保留」とはそのままの状態でおさえて留めておくことを言います。
即決せずに、先に延ばすことでもあります。
「態度を保留するとは、つまり様子をうかがっているのだな」「この件については、社長が帰ってくるまで保留だ」などと使います。
「控える」【ひかえる】
「控える」とはいつでも活動できるように、準備をして待っていることを言います。
「彼女は今、楽屋で控えて出番を待っている」という風に使います。
「順番待ち」【じゅんばんまち】
「順番待ち」とは自分の番がくるのを待っているという意味になります。
「今、病院の順番待ちをしているが、あと何時間かかるかわからない」「新刊は人気なので順番待ちで、いつ読めるかわからない」などと使います。
「スタンバイ」【すたんばい】
「スタンバイ」とは指示があればすぐに行動できる状態にあることを言います。
「待機」、用意、準備といった意味合いとなります。
「スタンバイしておいて」「とっくに、スタンバイできているよ」などと使います。
「待機」の英語と解釈
「待機」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では“stand by”という単語を使います。
例文は“stand by for trouble”(紛争に備えて待機する)、“standby current”(待機電力)、“a child on the waiting list”(待機児童)などと、なります。
いかがでしたでしょうか。
「待機」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。