「総ナメ」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
日常会話やメディアの報道で「総ナメ」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、語源や使い方なども併せて紹介します。
目次
- 「総ナメ」の意味
- 「総ナメ」の表現の使い方
- 「総ナメ」を使った例文と意味を解釈
- 「総ナメ」の類語や類義語
「総ナメ」の意味
「総ナメ」の意味は以下の2つです。
1つ目は「火事で広範囲に燃え広がり、甚大な被害をもたらすこと」という意味です。
火が周辺一帯を焼き尽くす様子を「嘗める(なめる)」と表します。
2つ目は「ライバルにことごとく勝利して最終的にタイトルを全て獲得する」という意味です。
最近では殆どの場合こちらの意味で使われ、スポーツや音楽、芸術などの賞レースで独走する人を表す言葉です。
- 「総ナメ」の読み方
- 「総ナメ」の語源
「総ナメ」の読み方
「総ナメ」の読み方は、「そうなめ」になります。
「総なめ」と平仮名表記することもあります。
「総ナメ」の語源
「総ナメ」は「総嘗め・総舐め」と書き、元は意味の章でも紹介した様に「火事で燃え広がること」という意味でした。
「嘗める・舐める」には「火が這いずる様に燃え広がっていく」という意味があります。
ここから「火が燃え広がる」→「焼野原になり全てなくなる」→「全ての賞を総取りする」という意味で使われる様になりました。
「総ナメ」の表現の使い方
「総ナメ」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 「賞を総ナメ」として使う
文法的な使い方
「総ナメ」は名詞ですので、文末に使う時には「総ナメにする」と動詞を伴ったり、形容動詞として「総ナメだ・である」として使います。
その時の状況によっては「総ナメされる」と受け身形で使われることもあります。
「賞を総ナメ」として使う
基本的に「総ナメ」は、「賞を総ナメ」「タイトルを総ナメ」として使われることが多くなります。
これは、栄誉を一人で全て獲得する時の表現で、良い意味に使われます。
「総ナメ」を使った例文と意味を解釈
「総ナメ」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「総ナメ」を使った例文1
- 「総ナメ」を使った例文2
「総ナメ」を使った例文1
「昔は演歌歌手が年末の賞を総ナメにしたものだ」
現在ではアイドル歌手やダンスミュージック系が人気ですが、昔は演歌が人気で、年末の賞レースでは数々のタイトルを獲得したことを表しています。
「総ナメ」を使った例文2
「海外では大規模な山火事が起きて広範囲を総ナメにしたそうだ」
海外での大規模な山火事のニュースが報道されることがあります。
延焼の規模は日本と比較にならない位広範囲に渡ることを表しています。
「総ナメ」の類語や類義語
「総ナメ」の類語や類義語を紹介します。
- 「独占する」【どくせんする】
- 「全部持っていく」【ぜんぶもっていく】
「独占する」【どくせんする】
「数あるものを自分ひとりだけのものにすること」という意味です。
「全部持っていく」【ぜんぶもっていく】
「複数のものや、栄誉、その場の雰囲気など、一人で全てさらう様に自分のものにすること」という意味です。
「総ナメ」は「火事で広範囲に燃え広がり、甚大な被害をもたらすこと」「ライバルにことごとく勝利して最終的にタイトルを全て獲得する」という2つの意味があります。
ビジネスや日常会話では、非常に強運を持っている人に対して使いましょう。