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「心ここにあらず」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈

「心ここにあらず」という表現は、「その生徒は心ここにあらずという顔つきをして、先生の授業を聞いていました」などの文章で使用されますが、「心ここにあらず」にはどんな意味があるのでしょうか?

「心ここにあらず」「意味・読み方・使い方・例文と解釈・類義語」について、詳しく解説していきます。

心ここにあらず

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「心ここにあらず」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈>


目次

  • 「心ここにあらず」の意味
  • 「心ここにあらず」の表現の使い方
  • 「心ここにあらず」を使った例文と意味を解釈
  • 「心ここにあらず」の類語や類義語


「心ここにあらず」の意味

「心ここにあらず」の意味

「心ここにあらず」という表現は、「心が他の物事にとらわれていて、目の前の物事・話(相手)などに集中することができないさま」を意味しています。

「心ここにあらず」というのは、「その人の注意・興味・関心が他の物事へ逸れていて、今やるべきこと(今聞くべき話)に集中できずぼんやりしているさま」を意味している表現なのです。

「心ここにあらず」の語源・出典は、古代中国で書かれた四書五経の「礼記(らいき)」の一節にあるとされます。

  • 「心ここにあらず」の読み方

「心ここにあらず」の読み方

「心ここにあらず」の読み方は、「こころここにあらず」になります。



「心ここにあらず」の表現の使い方

「心ここにあらず」の表現の使い方

「心ここにあらず」の表現の使い方を紹介します。

「心ここにあらず」という表現は、「他の物事に意識が逸れていて、目の前の物事や今やるべき事柄に集中できずぼんやりしているさま」を指し示して使う使い方になります。

例えば、「彼女はいつも心ここにあらずという態度だったので、話しかける友達が減っていきました」などの文章で使われます。

「心ここにあらず」を使った例文と意味を解釈

「心ここにあらず」を使った例文と意味を解釈

「心ここにあらず」を使った例文とその意味を解釈していきます。

  • 「心ここにあらず」を使った例文1
  • 「心ここにあらず」を使った例文2

「心ここにあらず」を使った例文1

「彼は顔に表情がなくて、心ここにあらずという様子で静かに立ち尽くしていました」

この「心ここにあらず」を使った例文は、「心ここにあらず」の表現を、「彼は顔に表情がなく、心が他の事柄にとらわれて、目前の物事が目に入っていない様子で」という意味を持つ文脈で使用しています。

「心ここにあらず」を使った例文2

「心ここにあらずという感じで英語の授業を聞いていたので、先生から当てられてもしばらく返事ができませんでした」

この「心ここにあらず」を使った例文は、「興味関心が他の物事に逸れていて集中していないという感じで、英語の授業を聞いていたので」という意味で、「心ここにあらず」という表現を使っています。



「心ここにあらず」の類語や類義語

「心ここにあらず」の類語や類義語

「心ここにあらず」の類語・類義語を紹介して、その意味を解説していきます。

  • 「上の空・身が入らない」
  • 「ぼんやりしている・注意散漫」

「上の空・身が入らない」

「心ここにあらず」の表現は、「目の前の話や相手に集中していなくて上の空であるさま」「他のことが気にかかっていて身が入らないこと」を意味しています。

「上の空」「目の前の事柄に集中できずぼんやりしている様子」を意味する言葉で、「身が入らない」の表現は「たるんでいて集中できていないさま」を意味しています。

その意味から、「上の空・身が入らない」の表現を、「心ここにあらず」の類語として解釈できます。

「ぼんやりしている・注意散漫」

「心ここにあらず」の言葉は、「集中できていなくてぼんやりしている様子」「他のことに心がとらわれて、注意力・集中力が散漫になっていること」を意味しています。

この意味合いから、「心ここにあらず」と良く似た意味を持つ類義語として、「ぼんやりしている・注意散漫」の表現を指摘できます。

icon まとめ

この記事で説明した「心ここにあらず」の表現には、「心が他の物事にとらわれていて、目の前の物事(今聞くべき話)に集中できないさま」などの意味があります。

「心ここにあらず」の類語・類義語として、「上の空・身が入らない」「ぼんやりしている・注意散漫」などがあります。

「心ここにあらず」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。