「頭でっかち」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「頭でっかち」という言葉は、聞いたことがある人も多いと思いますが、意味を勘違いしていることもあるので注意が必要です。
目次
- 「頭でっかち」の意味とは?
- 「頭でっかち」の表現の使い方
- 「頭でっかち」を使った例文と意味を解釈
- 「頭でっかち」の類語や類義語
「頭でっかち」の意味とは?
「頭でっかち」とは、知識だけは豊富ながら、行動力に欠ける様子を表現する言葉です。
理屈ばかりで実際には役に立たないという意味で使うこともあり、決して褒め言葉ではありません。
頭が大きいことの比喩からきている解釈になりますが、その知識が豊富という意味だけで用いられることが少なくなく、これが冒頭で書いた誤用になります。
「頭でっかちな奴だ」と使った時には、実践が伴っていないくせに、知識だけはある奴だといった解釈になると考えていいでしょう。
「頭でっかち」の表現の使い方
「頭でっかち」の表現の使い方を紹介します。
この言葉は、例えば、スポーツについてあれこれと理論は知っているものの、実際にその通りに行ったことがある訳ではなく、自分で試した訳でもないのにそうだとあれこれ理屈を述べるような人に対して使われます。
例として、やり投げにおいて投げ出しの角度は30~35度がよく、投げた後にファウルラインを踏まないように3メートル手前までに投げるといいなどと語り出しても、自分で試した訳ではなく、何かによって得た知識だけでそのように話していると分かれば、それはこの「頭でっかち」によるものです。
「頭でっかち」を使った例文と意味を解釈
「頭でっかち」を使った例文と、その意味の解釈です。
知識だけはあるという意味の言葉ですが、その知識に対しても褒めている訳ではありません。
- 「頭でっかち」を使った例文1
- 「頭でっかち」を使った例文2
「頭でっかち」を使った例文1
「頭でっかちな奴に限って、自分では行おうとしないものだ」
何かについての知識がそれなりにある時に、人にそれを教えたり、理屈としては話すものの、自分でやってみようとはしないのが頭でっかちな人の特徴だと言えるでしょう。
その為、それほど詳しいのにどうして実践はしないのかと言われてしまうことも多いです。
「頭でっかち」を使った例文2
「彼が実は頭でっかちなだけだと知って、すごくガッカリした」
普段から色々な知識を披露していたと考えられる人が、ただの頭でっかちだと分かって落胆している様子の表現です。
実践が何一つ伴っていない知識は、実際には役に立たない(間違っている場合も含めて)ことが多いものです。
「頭でっかち」の類語や類義語
「頭でっかち」の類語や類義語を紹介します。
こちらは知識さえあるかどうかも怪しい場合に使います。
- 「理屈屋」【りくつや】
「理屈屋」【りくつや】
理屈ばかりをこねて、何も自分では行おうとしない人のことです。
「頭でっかち」と似たところがありますが、そちらはまだ知識だけはあるだけマシだと考えることができるほど、この「理屈屋」には困ったものです。
「頭でっかち」からの脱却は、知識の中で自分で行えるものを実際に試していくことです。
それによって、知識と実際とは多少違い、間違っていたなどと気付くことも多く、人間としての幅も広がっていくことでしょう。