「由無い」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「由無い」という表現は「そこで由無く引き返しました」や「由無いことで傷つけられました」などの文章で使われていますが、「由無い」にはどのような意味があるのでしょうか?
「由無い」という表現の「意味・読み方・使い方・例文と解釈・類義語」について、詳しく解説していきます。
目次
- 「由無い」の意味
- 「由無い」の表現の使い方
- 「由無い」を使った例文と意味を解釈
- 「由無い」の類語や類義語
「由無い」の意味
「由無い」という表現は、「手段・方法(やりよう)がないこと、どうしようもないこと」や「理由・根拠(いわれ)がないこと」を意味しています。
また「由無い」という言葉は近世以前の古語に由来するものであり、古語的な意味として、「縁もゆかりもないこと・何の関係もないこと」や「不都合で良くないこと」、「つまらなくてくだらないこと・それをする甲斐(意味)がないこと」といった意味合いもあるのです。
- 「由無い」の読み方
「由無い」の読み方
「由無い」の読み方は、「よしない」になります。
「由無い」の表現の使い方
「由無い」の表現の使い方を紹介します。
「由無い」の表現の使い方は、「由無くその目標の達成を諦めました」のように「手段・方法(やり方)がないこと」を指して使う使い方になります。
「理由・根拠(いわれ)がない場合」に使うという使い方もあります。
例えば、「由無いことで請求されました」などの文章で使用できます。
また「由無い」の表現は、「由無いことを続けるつもりはありません」のように、「つまらなくて取るに足らないこと」を指して使うこともできます。
「由無い」を使った例文と意味を解釈
「由無い」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「由無い」を使った例文1
- 「由無い」を使った例文2
「由無い」を使った例文1
「一人では手に負えない難題に直面して、由無く諦めました」
この「由無い」を使った例文は、「由無い」という表現を、「難しい問題に直面して、どうしようもなくて諦めた」という意味合いで使っています。
「由無い」を使った例文2
「由無いあなたの戯言(ざれごと)に、いつまでも付き合うつもりはありません」
この「由無い」を使った例文は、「つまらない(くだらない)あなたの戯言(たわむれで言う言葉)に」という意味を持つ文脈で、「由無い」という表現を使用しています。
「由無い」の類語や類義語
「由無い」の類語・類義語を紹介して、その意味を説明していきます。
- 「理由がない・謂われがない」
- 「つまらない・関係がない」
「理由がない・謂われがない」
「由無い」という表現は、「そうする理由(根拠)がないこと」や「それを行う謂われがないこと」を意味しています。
「謂われがない」というのは、「そうするだけの根拠がないこと」を意味する言葉です。
その意味合いから、「由無い」とほぼ同じような意味を持つ類語(シソーラス)として、「理由がない・謂われがない」を上げられます。
「つまらない・関係がない」
「由無い」という表現は、「つまらなくてくだらないこと」や「縁もゆかりもないこと・関わりがないこと」を意味しています。
それらの意味合いから、「由無い」と類似の意味を持つ類義語として、「つまらない・関係がない」を指摘できます。
この記事で説明した「由無い」の表現には、「理由がないこと・根拠がないこと」や「手段(方法)がないこと・どうしようもないこと」、「つまらなくてくだらないこと」などの意味があります。
「由無い」の類語・類義語として、「理由がない・謂われがない」「つまらない・関係がない」などがあります。
「由無い」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。