「難題」とは?意味や使い方!例文や解釈
「難題」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「難題」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「難題」とは?
- 「難題」の表現の使い方
- 「難題」を使った言葉と意味を解釈
- 「難題」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「難題」の反対語
- 「難題」の類語や類義語・言い換え
- 「難題」の英語と解釈
「難題」とは?
「難題」とは難しい問題という意味があります。
それ以外にも、無理な注文や言いがかりのことも「難題」と言います。
- 「難題」の読み方
「難題」の読み方
「難題」とは「なんだい」と読みます。
「難題」の表現の使い方
「難題」とは、難しい問題という意味の他に、無理な注文、言いがかりのことでもあります。
たやすく解けない問題、難しいとされることなどに使う言葉となります。
「難題に取り組む」とは難しいこと、簡単にはできないとされる問題などに向き合うことを言います。
また「難題を突き付けられた」などと言いますのは、無理な注文、言いがかりなどを相手から言われることです。
ようするに、簡単には解決できないことは全般的に「難題」と言い表すことができます。
「難題」を使った言葉と意味を解釈
「難題」を使った言葉や言い回しをいくつか紹介していきます。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「無理難題」
- 「難題を吹っかける」
- 「難題に応じる」
「無理難題」
「無理難題」とは解決が不可能な問題のことを言います。
また道理に外れた言いがかりのことでもあります。
簡単に言えば、言われた相手が困るような問題、言いがかりということになります。
「そんな無理難題を言われても困ります」「彼は店員に無理難題を言って嫌がらせをするクレーマーだ」「どんな無理難題であっても、彼ならば解決できる」などと使います。
「難題を吹っかける」
「難題を吹っかける」とは、無理な注文や言いがかりなどを相手が困るであろうことを、しかけることを言います。
そもそも「吹っかける」という言葉には、大げさに言ったり、法外な要求をするという意味もありますのであまりいい言葉ではありません。
その為「難題を吹っかける」とは(勉強などの)難しい問題を出すという意味合いではなく、無理な注文、言いがかりを相手に言うという意味に解釈できるのです。
「まるで嫌がらせのように難題を吹っかける」「あの男は取引相手に難題を吹っかける癖がある」「難題を吹っかけられたが、上手くかわしてやった」などと使います。
「難題に応じる」
「難題に応じる」とは、難しい問題、解決できないような問題、無理な注文、言いがかりなどにこたえること、行動を起こすことを言います。
「彼は相手からの難題に応じることで、信用と実績を作り上げた」「そのような難題に応じる気はない」「逃げずに難題に応じる力を養う」などと使います。
「難題」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「難題」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「難題」を使った例文1
- 「難題」を使った例文2
「難題」を使った例文1
「あの夫婦は、親戚中に難題を吹っかけて今や鼻つまみ者となっている」
人に言いがかりをつける、道理に外れたことを相手に言うことを「難題を吹っかける」と言います。
そのようなことを繰り返したことで、ひどく嫌われているということを例文は言い表しているのです。
「難題」を使った例文2
「彼女のいいところは、難題から逃げずに向き合っているところです」
難しい問題、面倒なことなどにしっかり対応することを「難題から逃げない」と言い表します。
「難題」の反対語
「難題」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「容易」【ようい】
- 「明解」【めいかい】
「容易」【ようい】
「容易」とはたやすいこと、やさしいことを言います。
「そんなことは、彼ならば容易にやってのけるだろう」「私でも容易に行ける場所である」「この資格をとるのは容易ではない」などと使います。
「明解」【めいかい】
「明解」とははっきりと解釈すること、またよくわかる解釈のことを言います。
「難題」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「難題」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「厄介」【やっかい】
- 「骨が折れる」【ほねがおれる】
- 「難問」【なんもん】
- 「面倒」【めんどう】
- 「頭を抱える」【あたまをかかえる】
「厄介」【やっかい】
「厄介」とは面倒で手間がかかること、迷惑なことを言います。
「厄介な問題だ」「厄介をかけてばかりいる」などと使います。
「骨が折れる」【ほねがおれる】
「骨が折れる」とは苦労をすることを言います。
「機械が故障して手作業とは、骨が折れることだ」「我儘な客の相手をするのは本当に骨が折れる」という風に使います。
「難問」【なんもん】
「難問」とは答えることが難しい問題や、解決することが困難な問題のことを言います。
「難問を出された」「難問にぶつかり、困っている」などと使います。
「面倒」【めんどう】
「面倒」とは手数がかかりわずらわしいことを言います。
「面倒な問題を起こす」「面倒はごめんだ」などと使います。
「頭を抱える」【あたまをかかえる】
「頭を抱える」とはどうしていいかわからずに、途方にくれて考え込むこと、困り果てるという意味になります。
「この先どうすればいいのかと、頭を抱える」「彼のことには、先生方も頭を抱えるだろう」「あまりの難しい内容に頭を抱える」という風に使います。
「難題」の英語と解釈
「難題」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では“a difficult problem”(難問)と言い表します。
例文は“tackle a difficult problem”(難題に取り組む)、“make unreasonable demands ask too much”(難題をふっかける)などと、なります。
いかがでしたでしょうか。
「難題」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。