「術無く」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「術無く」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「術無く」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「術無く」の意味
- 「術無く」の表現の使い方
- 「術無く」を使った例文と意味を解釈
- 「術無く」の類語や類義語
「術無く」の意味
「術無く」とはなすべき手段がなく、仕方がなくという意味になります。
- 「術無く」の読み方
「術無く」の読み方
「術無く」の読み方は、「すべなく」になります。
「術無く」の表現の使い方
「術無く」の表現の使い方を紹介します。
「術無く」は「術無し」の連用形となりますが、意味はなすべき手段がない、仕方がないということで、そのような状態の時に使うことになります。
よく使われますのが「なす術無く」という言い回しでしょう。
「いくら注意しても聞かない生徒たちに、もはや教師もなす術無く、ただ授業時間をやり過ごすだけだ」「妻の浪費に対して、なす術無く今はただ結婚したことを悔やんでいる」などと使います。
「術無く」を使った例文と意味を解釈
「術無く」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「術無く」を使った例文1
- 「術無く」を使った例文2
「術無く」を使った例文1
「あれほどの本気を出されれば、こちらとしては術無く、あっという間に負けた」
「術無く」とはなすべき手段がない、仕方がないという意味になりますので例文は、相手が本気を出せばこちらとしてはもうどうしようもない、勝てないということを言い表しています。
「術無く」を使った例文2
「彼女にいくら説明しても理解しようとせず、なす術無くそのまま放置という状態になっている」
「なす術無く」とは、とるべき方法がない、どうしようもない、仕方がないという意味で使います。
例文の場合は、説明をしても理解してもらない以上、できることがないので放置となっているということを言い表しているのです。
「術無く」の類語や類義語
「術無く」の類語や類義語を紹介します。
- 「手の施しようもなく」【てのほどこしようもなく】
- 「対処のしようもなく」【たいしょのしようもなく】
- 「手の打ちようもなく」【てのうちようもなく】
「手の施しようもなく」【てのほどこしようもなく】
「手の施しようもなく」とは、ある事態に対して、何らかの手段をとることもできない、どうすることもできないという意味で使います。
「あれほど悪化した関係は、もう手の施しようもなく、ただ見守るしかできません」「彼のことは手の施しようもなく、困っています」などと使います。
「対処のしようもなく」【たいしょのしようもなく】
「対処のしようもなく」とはある事に対して、適当な処置がとれない、方法がないことを言います。
「問題行動に我々では対処のしようもなく、見逃している状態」などと使います。
「手の打ちようもなく」【てのうちようもなく】
「手の打ちようもなく」とは、先を予測して必要な対策を講じることができないことを言います。
「こうなると、もう手の打ちようもなく・・・」「今まで手の打ちようもなく、彼らの振舞いに我慢していたが、今後はそうはさせない」などと使います。
いかがでしたでしょうか。
「術無く」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。