「担ぎ込む」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
日常会話で「担ぎ込む」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「担ぎ込む」の意味
- 「担ぎ込む」の表現の使い方
- 「担ぎ込む」を使った例文と意味を解釈
- 「担ぎ込む」の類語や類義語
「担ぎ込む」の意味
「担ぎ込む」の意味は以下の2つです。
1つ目は「人やものを持ち上げて運び入れること」という意味です。
人やものなどを、人の力で持ち上げてある場所に運んで入れることを言います。
2つ目は「けが人や病人などを病院へ連れていくこと」という意味です。
こちらは救急車などで人や病人を病院へ支えながら連れて行くことを言います。
- 「担ぎ込む」の読み方
- 「担ぎ込む」を分解して解釈
「担ぎ込む」の読み方
「担ぎ込む」の読み方は、「かつぎこむ」になります。
「になぎこむ」と読み間違わない様にしましょう。
「担ぎ込む」を分解して解釈
「担ぎ込む」は「担ぎ+込む」で成り立っています。
「担ぎ」は動詞「担ぐ」の連用形で「ものを持ち上げて肩に乗せて支えること」「組織や集団の指導者に仕立てること」「人をからかってだますこと」「縁起を気にすること」という意味があります。
「込む」は「ものごとが複雑に絡み舞う」「動詞の連用形に付いて『中に入る』『十分に~する』の意」「同じ状態でじっとしていること」という意味があります。
これらの言葉が組み合わさり「人やものを持ち上げて支えて、ある場所に入ること」という意味で使われています。
「担ぎ込む」の表現の使い方
「担ぎ込む」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 受動態は病院に連れて行かれること
文法的な使い方
「担ぎ込む」は動詞ですので、文末にそのまま使います。
副詞として使う時には「担ぎ込んで」になり、自分が動作の対象となる時には「担ぎ込まれた」と受動態になります。
受動態は病院に連れて行かれること
「担ぎ込まれた」と受動態で使われる場合、急病やケガなどで病院に連れて行かれる時に使われます。
本人が一人で移動できずに人に助けて貰う時の表現です。
「担ぎ込む」を使った例文と意味を解釈
「担ぎ込む」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「担ぎ込む」を使った例文1
- 「担ぎ込む」を使った例文2
「担ぎ込む」を使った例文1
「彼は酔っぱらって意識がなくなり、後輩に自宅まで担ぎ込まれた」
飲み会で酔っぱらって意識がなくなってしまい、仕方なく後輩が自宅までタクシーで支えて連れていき、部屋まで連れて行って貰ったことを表しています。
「担ぎ込む」を使った例文2
「応接セットを譲ってもらい、自力で部屋に担ぎ込んだ」
応接セットを知人に譲ってもらい、自力で持ち上げて部屋に運び入れたことを表しています。
「担ぎ込む」の類語や類義語
「担ぎ込む」の類語や類義語を紹介します。
- 「搬送する」【はんそうする】
- 「入院させる」【にゅういんさせる】
「搬送する」【はんそうする】
「トラックや列車など、交通手段を使って移動させること」という意味です。
「入院させる」【にゅういんさせる】
「病人やけが人を病院に連れて行き、治療のために留まらせること」という意味です。
「担ぎ込む」は「人やものを持ち上げて運び入れること」「けが人や病人などを病院へ連れていくこと」という意味があります。
人が病院に救急搬送された時に使いましょう。