「粛然」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「粛然」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「粛然」という言葉を使った例文や、「粛然」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「粛然」とは?意味
- 「粛然」の表現の使い方
- 「粛然」を使った例文や短文など
- 「粛然」の類語や類義語・言い換え
「粛然」とは?意味
「粛然」には、「物音すらせず、物静かなこと」という意味があります。
また「おごそかで、きちんと整っていること」を意味します。
- 「粛然」の読み方
「粛然」の読み方
「粛然」の読み方は、「しゅくぜん」になります。
「粛然」の表現の使い方
「粛然」の表現の使い方を紹介します。
「粛然」は、「物音すらせず、物静かなこと」を意味します。
例えば、田舎の街を歩いていると、人が少なく交通量も少ないため、何の物音もせず、静かな様子だと感じられるかもしれません。
このような様子を、「田舎の粛然とした道を歩く」などと「粛然」を使った文章にできます。
また「粛然」は「おごそかで、きちんと整っていること」を意味します。
例えば、友達の部屋に行った時、部屋の家具の配置がおごそかに整っていると感じた時、「粛然と部屋で暮らす友人」などと「粛然」を使った文章にできます。
「粛然」を使った例文や短文など
「粛然」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「粛然」を使った例文1
- 「粛然」を使った例文2
「粛然」を使った例文1
「登山中にテントを張り横になると、『粛然』とした中、星だけが見える」
この例文は、登山をしている途中で、夜を迎えたためテントを張って横になった人についての文章になります。
横になり、空を見上げると、何の物音も聞こえず、静かな様子の中、満天の星だけが見えたという文章になります。
このように「粛然」は、「物音すらせず、物静かなこと」を意味します。
「粛然」を使った例文2
「先生の机の上は、無駄なものが一つもなく、『粛然』としていた」
この例文は、職員室の先生の机を見た生徒が、無駄なものがひとつも置いていなくて、おごそかで整っていると感じたという文章になります。
このように「粛然」は「おごそかで、きちんと整っていること」を意味します。
子供の机に比べれば、教師の机は「粛然」としているかもしれません。
「粛然」の類語や類義語・言い換え
「粛然」の類語や類似を紹介します。
- 「静寂」【せいじゃく】
- 「閑静」【かんせい】
「静寂」【せいじゃく】
「静寂」には「静まりかえっていること」、「物音もせずひっそりとしていること」、「しんとして物寂しいこと」という意味があります。
「静寂な公園」という言葉には、「静かでひっそりとした様子の公園」という意味があります。
「閑静」【かんせい】
「閑静」は、「落ち着いた雰囲気で物静かな様子」を意味します。
「閑静な住宅街」は、「物静かで落ち着いた様子の住宅街」を意味します。
「閑静な街並み」「閑静な通り」などという使い方をします。
「粛然」という言葉について見てきました。
何の物音も聞こえず、静かな様子について、おごそかで、整っている様子について話す時、「粛然」という言葉を使ってみましょう。