「失敗」とは?意味や使い方!例文や解釈
「失敗」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「失敗」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「失敗」とは?
- 「失敗」の表現の使い方
- 「失敗」を使った言葉と意味を解釈
- 「失敗」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「失敗」の反対語
- 「失敗」の類語や類義語・言い換え
- 「失敗」の英語と解釈
「失敗」とは?
「失敗」とはやり損なうこと、目的を果たせないこと、予想していた効果を上げることができないことを言います。
- 「失敗」の読み方
「失敗」の読み方
「失敗」とは「しっぱい」と読みます。
「失敗」の表現の使い方
「失敗」とは物事で上手くいかなかった時、悪い状態となった時などに使う言葉です。
「計画は失敗した」とは予想していた効果が上がらない、目的が果たせないという意味になります。
しかし「君の子育ては失敗だ」「お前との結婚は失敗だ」などと人に対して「失敗」という言葉を使いますのは、それが例え事実であったとしても人格否定となり、場合によれば暴言ともなるでしょう。
ですから面と向かって軽々しく人に対して使わないように注意も必要です。
「料理が失敗したので総菜を買ってくる」「失敗の原因を考えてみる」「誰にでも失敗の一つ、二つはある」などと使います。
「失敗」を使った言葉と意味を解釈
「失敗」を使った言葉や言い回しをいくつか紹介していきます。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「失敗談」
- 「失敗は成功のもと」
- 「失敗作」
「失敗談」
「失敗談」とは、失敗をした事の話という意味になります。
「先輩の失敗談を聞いているうちに自分だけじゃないのだと元気が出た」「笑えない失敗談」「成功談より、失敗談の方が参考になる」などと使います。
「失敗は成功のもと」
「失敗は成功のもと」とは失敗することで、原因がわかったり、どうすれば成功するかいい方法が掴めたりするので、成功へ一歩近づくことになるという意味になります。
同じような言葉で「失敗は成功の母」とも言います。
「大丈夫、失敗は成功のもと、どこが悪かったかよく思い出して」「失敗は成功のもととは言うけれど、君は失敗が多過ぎるよ」という風に使います。
「失敗作」
「失敗作」とは、作ったものが、満足いく仕上がりではなかった、目的を果たすものとはならなかった、予期した効果、反応とならなかったことに使う言葉です。
この言葉は人に対して使うことは暴言となりますので気をつけてください。
「今回の作品は失敗作となってしまった」「これ、世間では失敗作だと言われているが、僕は案外好きだ」「この料理は失敗作だから、後で私が責任を持って食べます」などと使います。
「失敗」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「失敗」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「失敗」を使った例文1
- 「失敗」を使った例文2
「失敗」を使った例文1
「彼にこの仕事を任せたのは失敗だったと、気づいた」
期待して任せたものの、予期した効果をあげられない、思っていたほどよくない、むしろ悪いといった時に「失敗だった」と言います。
仕事をやり損なう、目的を果たさないといった時に例文のような台詞を言われてしまうわけです。
「失敗」を使った例文2
「失敗の多い私ですから、人にアドバイスすることなどできない」
人生において目的を果たせなかったり、夢破れたりでなかなか成功できなかったという時に「失敗の多い人生」などと言ったりします。
自分が上手くいっていたわけでもないので人に指図などできないと例文は言っているのです。
「失敗」の反対語
「失敗」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「成功」【せいこう】
- 「上首尾」【じょうしゅび】
「成功」【せいこう】
「成功」とは仕事、計画などが上手くいくことを言います。
また目的が達成できた時、地位、財産を得る時も「成功」と言い表します。
「彼は、飲食店経営が成功してあっという間にお店を増やした」「実験が成功したお祝いをする」「あの豪邸は、彼の成功の証でもある」などと使います。
「上首尾」【じょうしゅび】
「上首尾」とは物事が上手く運ぶことを言います。
「万事、上首尾である」という風に使います。
「失敗」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「失敗」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「しくじり」【しくじり】
- 「空振り」【からぶり】
- 「失態」【しったい】
- 「落ち度」【おちど】
- 「粗相」【そそう】
「しくじり」【しくじり】
「しくじり」とはやり損ないという意味で「失敗」と同じように使います。
「俺としたことが、しくじりをしてしまった」「どうやら、奴はしくじり、そのまま逃げたようだ」などと使います。
「空振り」【からぶり】
「空振り」とは、企画したことが「失敗」に終わるという意味があります。
「説得したが空振りに終わった」「見張っていたが現れず、張り込みは今日も空振りだ」という風に使います。
「失態」【しったい】
「失態」とは人から笑われるような「失敗」のことで、体面を失うことを言います。
「失態を演じてしまった」「これは、大失態と言われることになるぞ」などと使います。
「落ち度」【おちど】
「落ち度」とは「失敗」、過ち、過失といった意味になります。
「何の落ち度もない彼女のことを、なぜ悪く言うのだ」「彼に落ち度はない」などと使います。
「粗相」【そそう】
「粗相」とは不注意から起こす「失敗」という意味になります。
「明日は粗相がないように気をつけてお迎えするのだ」「とんだ粗相をしてしまい申し訳ございません」などと使います。
「失敗」の英語と解釈
「失敗」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では“failure”という単語を使います。
例文は“a complete failure”(完全な失敗)、“the failure of the talks”(会談の失敗)などと、なります。
いかがでしたでしょうか。
「失敗」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。