「便乗値上げ」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
最近時事ニュースで「便乗値上げ」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「便乗値上げ」の意味
- 「便乗値上げ」の表現の使い方
- 「便乗値上げ」を使った例文と意味を解釈
- 「便乗値上げ」の類語や類義語
「便乗値上げ」の意味
「便乗値上げ」の意味は「やむを得ない理由で値上げをする際に、その事情に見合った金額以上に値上げすること」です。
災害で物資が不足していたり、為替レートが変わった、税率が変わったなどの理由により値上げをする時に、その差額分以上の金額に設定する時の表現です。
例えば消費税率が上がれば商品価格も値上げしますが、増税分だけではなく税抜き価格まで値上げすることを言います。
- 「便乗値上げ」の読み方
- 「便乗値上げ」を分解して解釈
「便乗値上げ」の読み方
「便乗値上げ」の読み方は、「びんじょうねあげ」になります。
「べんじょうねあげ」と読み間違わない様にしましょう。
「便乗値上げ」を分解して解釈
「便乗値上げ」は「便乗+値上げ」で成り立っています。
「便乗」は「他人の乗り物に一緒に乗せて貰うこと」「機会をとらえて自分の都合の良い様に利用すること」という意味です。
「値上げ」は「値段や料金を高くすること」という意味です。
これらの言葉が組み合わさり、「何らかの機会を利用して、自分の都合の良い様に値段や料金を高くすること」という意味で使われています。
「便乗値上げ」の表現の使い方
「便乗値上げ」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 関係のない部分で値上げする時も使われる
文法的な使い方
「便乗値上げ」は名詞で、文末に使う時には「便乗値上げをする・した」「便乗値上げが行われる・行われた」と動詞を伴ったり、形容動詞として「便乗値上げだ・である」となります。
副詞として使われる時には「便乗値上げで」になります。
関係のない部分で値上げする時も使われる
「便乗値上げ」は本来の値上がり分以上の値上げをすることですが、本来値上げするべきではないものが、値上げしたものと差を縮める為に値上げされることにも使われます。
「便乗値上げ」を使った例文と意味を解釈
「便乗値上げ」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「便乗値上げ」を使った例文1
- 「便乗値上げ」を使った例文2
「便乗値上げ」を使った例文1
「今回の税制改革で軽減税率が適用される商品も値上がりしている」
税制改革では食料品などの特定項目には軽減税率が適用される筈ですが、いつの間にかついでに値上げされてしまっていることを表します。
「便乗値上げ」を使った例文2
「会計の時に面倒だという理由で、小売店の商品が便乗値上げされた」
小売店では商品により税率が変わると会計が複雑になるので、全ての商品を値上げして税込にしたこと表しています。
「便乗値上げ」の類語や類義語
「便乗値上げ」の類語や類義語を紹介します。
- 「かこつけて値上げする」【かこつけてねあげする】
- 「どさくさに紛れて値上げする」【どさくさにまぎれてねあげする】
「かこつけて値上げする」【かこつけてねあげする】
「直接関係のないことと無理矢理に結び付けて値上げしてしまうこと」という意味です。
「どさくさに紛れて値上げする」【どさくさにまぎれてねあげする】
「混乱していうる状態を利用して値上げをすること」という意味です。
「便乗値上げ」は「やむを得ない理由で値上げをする際に、その事情に見合った金額以上に値上げすること」という意味です。
関係無いのに値上がりしているものに対して使いましょう。