「全容解明」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
テレビなどの報道ニュースを見ていると、「全容解明」というキーワードをよく耳にすることがあります。
この言葉は、日常生活の中ではあまり使われることはありませんが、どのような場面で用いられているのでしょうか?
そこで今回は、この「全容解明」に焦点を当ていくことにします。
目次
- 「全容解明」の意味
- 「全容解明」の表現の使い方
- 「全容解明」を使った例文と意味を解釈
- 「全容解明」の類語や類義語
「全容解明」の意味
「全容解明」には、「全体の姿・形、あるいは内容の全て、全貌を解き明かし、はっきりさせること」という意味があります。
- 「全容解明」の読み方
「全容解明」の読み方
「全容解明」は「ぜんようかいめい」という読み方になりますので、ここでしっかりとチェックしておくようにしましょう。
「全容解明」の表現の使い方
「全容解明」は「不明確な事柄の全体像の真実をはっきりと解き明かすこと」という意味がありますので、事件や事故などの真実をはっきりさせるような場面で使われています。
「疑惑を全容解明する」といったような使い方をします。
「全容解明」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「全容解明」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「全容解明」を使った例文1
- 「全容解明」を使った例文2
「全容解明」を使った例文1
「新ビル開発の時に出てきた遺跡が、全容解明されるに至った。これでやっと着工することができる」
建設現場などで、遺跡の一部が発見されると、その工事自体が一旦、保留されてしまい、遺跡発掘に変わることが、時折あります。
建設会社からすれば、大変なことですが、長い歴史の「全容解明」のためには、やむを得ないことなのでしょう。
このような場面でも、「全容解明」が使われています。
「全容解明」を使った例文2
「たった1つの出来事が、犯行を繰り返してきたグループの全容解明へつながった」
犯罪を繰り返してきたグループの違法な行いが、ちょっとした綻びから「全容解明」につながったことを指しています。
このような犯罪は、中々、真相を究明することが難しいのですが、1つのきっかけで、「全容解明」に大きく進展することがあります。
「全容解明」の類語や類義語
「全容解明」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのような言葉があるかを見ていくことにします。
- 「解決する」【かいけつする】
- 「真相を究明する」【しんそうをきゅうめいする】
「解決する」【かいけつする】
「解決する」が「全容解明」に近い意味をなす言葉として使うことができます。
「ごたごたした事件などを、うまく処理すること」や、「片付けること」という意味になります。
「真相を究明する」【しんそうをきゅうめいする】
「真相を究明する」という言葉も「全容解明」の類義語として挙げることができます。
「事件や問題点を片付けること」や「物事の真実を解き明かす」という意味で解釈することができます。
「全容解明」と言うと、どうしても犯罪捜査に関する用語としてのイメージがつきまといますが、その他にもビジネスシーンでも、当てはまるシチュエーションがありますので、自分の仕事の場面でも振り返ってみると、興味深くなってくるかもしれません。