「炯々」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「炯々」は、あまり見聞きしない言葉ですが、意味はとても簡単です。
目次
- 「炯々」の意味とは?
- 「炯々」の表現の使い方
- 「炯々」を使った例文と意味を解釈
- 「炯々」の類語や類義語
「炯々」の意味とは?
「炯々」とは、鋭く光る様子の表現です。
しかし、その意味で様々な対象に使えるという訳ではなく、目(瞳)の輝きに限って使うことができます。
その為、「炯々とした瞳」のような使い方に限る言葉となっており、眼光がそれほど鋭いと使う為にある言葉だと考えていいでしょう。
- 「炯々」の読み方
「炯々」の読み方
「炯々」の読み方は、「けいけい」になります。
目の輝きに対してのみ使える表現の為、四字熟語の「眼光炯々」(がんこうけいけい)という形で用いられることも多いです。
その場合、「眼光炯々とさせた様子だった」のように使われ、この「眼光」とセットになっている言葉だと考えていいでしょう。
「炯」の字が常用漢字ではないこともあり、見掛けることはまずないかも知れませんが、意味は覚えておいて損はないでしょう。
「炯々」の表現の使い方
「炯々」の表現の使い方を紹介します。
先のように、この言葉は原則的に目の輝きがそれほどだという意味でしか使うことはありませんが、たまに「炯々と光る星」のような用い方を見掛けることがあります。
そのような使い方でも意味は分かりますが、誤用なので注意してください。
眼光以外の輝きに同じ意味で使いたい場合には、下記で紹介する類語の方を用いてください。
「炯々」を使った例文と意味を解釈
「炯々」を使った例文と、その意味の解釈です。
使い方が決まっている為、覚えてしまえば何の問題もない言葉です。
- 「炯々」を使った例文1
- 「炯々」を使った例文2
「炯々」を使った例文1
「彼がこれだけ目を炯々とさせているのは初めて見る」
それだけ魅力的な対象を見付けたのか、すごく目が輝いていると解釈できる使い方です。
鋭く光るという意味の言葉ですが、このように用いると「キラキラさせている」といった意味だと捉えていいでしょう。
「炯々」を使った例文2
「鷹の炯々とした瞳は、常に獲物を狙っているようだ」
炯々は人間の眼光だけでなく、動物のそれにも使うことができます。
また、それらを模したものであれば、誤用とはならないこともあり、「梟(ふくろう)の瞳の炯々さが表現できているオブジェだ」などと使っても構いません。
「炯々」の類語や類義語
「炯々」の類語や類義語を紹介します。
こちらは色々な対象に普通に使える表現で、見聞きする機会も多いでしょう。
- 「煌々」【こうこう】
「煌々」【こうこう】
光り輝く様子の表現で、「煌々と輝く瞳」と「炯々」と同様の使い方から、「灯台の光が暗い海を煌々と照らしている」などと使うこともできます。
よって、「炯々」より広く使える言葉ですが、「眼光の鋭さ」という使い方に限れば、「炯々」の方がその様子をより強く表現できると考えていいでしょう。
「炯々」は、現在では小説などでしか見掛ける機会はない言葉ながら、その意味に限っては、かなりの様子だという表現になります。