「歴然」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「歴然」という表現を知っているでしょうか。
ここでは「歴然」という言い回しについて詳しく紹介していきます。
目次
- 「歴然」の意味
- 「歴然」の表現の使い方
- 「歴然」を使った例文と意味を解釈
- 「歴然」の類語や類義語
「歴然」の意味
「歴然」というのは「はっきりしていて疑う余地がない様子」という意味です。
「紛れもなくはっきりしている」という意味であり、例えば兄弟の誰かが、自分が残しておいたケーキを食べてしまった場合、そのケーキを食べた張本人の口の周りに生クリームがついていれば、それはまさに「歴然たる証拠」になります。
誰がどう見てもはっきりしている、という時に「歴然」という表現が使えます。
- 「歴然」の読み方
「歴然」の読み方
「歴然」の読み方は、「れきぜん」になります。
日常的にも使えますので、ぜひ覚えておきましょう。
「歴然」の表現の使い方
「歴然」の表現の使い方を紹介します。
試験の結果に大きな差がある、誰が見てもその差は明らかである、という場合は「試験の結果の差は歴然としている」などと言えます。
また、例えば女性が振袖などの着物を選ぶとき、どの着物にするか、どのような種類にするか、悩むという人もいるのではないでしょうか。
というのは、着物には格がありますので、あまりにも角が低いものを選んでしまうと「歴然とした格の違い」などと言われてしまう可能性があるからです。
「歴然」を使った例文と意味を解釈
「歴然」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「歴然」を使った例文1
- 「歴然」を使った例文2
「歴然」を使った例文1
「あの2人の成績の差は歴然としている」
実際に通知表を見なくても成績に違いがある、成績に明らかな差がある、という場合は「歴然」という表現が使います。
試験の結果や通知表などを見なくても「あの人の成績は良い」「あの人の成績は悪い」ということがわかっている場合、その2人の成績の差はまさに「歴然としている」と言えます。
成績は進学先等にも影響しますので、しっかり勉強しておきましょう。
「歴然」を使った例文2
「探偵が犯人を暴くときは歴然とした証拠を持っておかなければいけません」
推理小説や推理漫画などを読むとき、探偵には必ず物的証拠があることがわかります。
物的証拠というのは「歴然とした証拠」であり、状況的証拠とは異なります。
この「歴然とした証拠」がなければ犯人を追い詰めることも不可能ですし、犯人も言い逃れが可能になってしまいます。
そのため、探偵などが犯人を追い詰めるときには「歴然とした証拠」が求められるのです。
「歴然」の類語や類義語
「歴然」の類語や類義語を紹介します。
- 「確かに」【たしかに】
- 「定か」【さだか】
「確かに」【たしかに】
「確かに」というのは「高い確率を示す様子」「疑いもなく」という意味になります。
「十中八九」と言われることもあります。
「定か」【さだか】
「定か」というのは「はっきりしている様子」という意味になります。
「はっきりしていない」というときには「定かでは無い」と言われます。
「歴然」という表現は日常的にも使われますのでぜひ覚えておきましょう。
正しい意味を理解しておきましょう。