「累々」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「累々」は、そのような様子の表現として使われる言葉です。
目次
- 「累々」の意味とは?
- 「累々」の表現の使い方
- 「累々」を使った例文と意味を解釈
- 「累々」の類語や類義語
「累々」の意味とは?
「累々」とは、折り重なっている様子を表す言葉です。
積み上げられている様子と解釈しても構わず、また、それだけ溜まっていると考えられる使い方も見聞きします。
そのような様子の為の言葉ですが、あまりいい意味で使うことはなく、多くの場合でその為に困っている、それを何とかしたいといった使い方になります。
- 「累々」の読み方
「累々」の読み方
「累々」の読み方は、「るいるい」になります。
「累累」としても間違いではありませんが、一般的には「累々」と表記されます。
この「々」は、前の文字を繰り返すという意味で使われている「踊り字」の1つで、「仝」も一緒の意味で使われます。
よって、この「累々」は「累仝」とも表記できますが、「累累」以上に見掛けない表現なので、無理にそのように使う必要はありません。
「累々」の表現の使い方
「累々」の表現の使い方を紹介します。
この言葉は、折り重なる様子であれば色々な対象に使える言葉ながら、先のようにあまりいい使い方はしない言葉です。
例えば、「累々と積み上がった書類の処理に難航している」のように、それが問題だという解釈を含んで使われます。
「日々累々」という四字熟語で使われることがありますが、この場合は日々の重なり、毎日ことという意味になり、特にこれということもない(それほど悪い意味でもありません)毎日の連続だと解釈してください。
「累々」を使った例文と意味を解釈
「累々」を使った例文と、その意味の解釈です。
最初の例文の使い方で見掛けることが多い言葉です。
- 「累々」を使った例文1
- 「累々」を使った例文2
「累々」を使った例文1
「隊長が1人で死屍累々を築く大活躍だった」
1人で死者(死体)の山を築く活躍だったと使っている例で、ゲームではよく使われる表現です。
この「死屍累々」(ししるいるい)という四字熟語で「累々」という言葉を知った人も多いでしょう。
「累々」を使った例文2
「岩石が累々とした場所なので、くれぐれも注意して欲しい」
石や岩が積み重なっている危険な場所だと言っています。
やはり、それらによる危険という悪い意味が少なからず含まれているのが分かります。
「累々」の類語や類義語
「累々」の類語や類義語を紹介します。
こちらも悪い意味で使われることが多いと考えていいでしょう。
- 「山積」【さんせき】
「山積」【さんせき】
「やまづみ」とも読み、山のように積み重なった様子の表現です。
「問題が山積だ」とすると、「累々」のように悪いニュアンスが多分に含まれ、そのような使い方が多い所も似ている言葉です(言葉自体にそのようなニュアンスがある訳ではなく、「累々」と同様にそういった含みをもった使われ方が多いと考えてください)。
「累々」は、多くの場合であまりいい意味ではなく何かが摘み上がった様子に使われる言葉だと覚えておくといいでしょう。