「元来」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
皆さんは「元来」という言葉を耳にしたことが、今までの中で何回かあったかと思います。
この言葉を見ると、少し固そうな印象を覚えるのですが、身近な会話の中でも、意外とよく使われていたりします。
そこで今回は、この「元来」について、見ていくことにします。
目次
- 「元来」の意味
- 「元来」の表現の使い方
- 「元来」を使った例文と意味を解釈
- 「元来」の類語や類義語
「元来」の意味
「元来」とは「最初からそういう状態や性質であること」もいう意味を持つ言葉です。
簡単な言い方では、「元々」という表現になるのですが、この解釈の他に、物事を説こうとしたり、疑問を呈する時に文章の頭に付ける語としても使われます。
- 「元来」の読み方
「元来」の読み方
「元来」は「がんらい」という読み方になりますので、ここでしっかりとチェックしておきましょう。
「元来」の表現の使い方
「元来」は「初めからそのような状態である」という意味があるので、「この文章は元来、僕が書いたものだ」というような使い方をします。
「元来」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「元来」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「元来」を使った例文1
- 「元来」を使った例文2
「元来」を使った例文1
「僕は食べる物に関しては、元来好き嫌いがないんだ。そのためにどんな料理も平気だよ」
食べ物で好き嫌いがないことは、とてもいいことです。
「元来」何でも食べることができるので、友人宅に食事に呼ばれても、困ることがないのです。
偏食の多い人からすると、とてもうらやましいことでしょう。
「元来」を使った例文2
「元来幸福とは、何なのであろうか?お金を稼ぐことが幸せなのか、それとも愛する人との暮らしが幸福なのか」
自分に問いかけるようなセリフです。
幸福とは、人によっての尺度が異なりますし、具体的な状況も違います。
そのようなことを思うと、「元来、幸福とは何か?」という問いかけになってくるのかもしれません。
「元来」の類語や類義語
「元来」を他の言葉で、言い換えるとするなら、どのような言葉があるかを見ていくことにします。
- 「生まれつき」【うまれつき】
- 「基本的に」【きほんてきに】
「生まれつき」【うまれつき】
「生まれつき」という言葉が「元来」の類義語として見ることができるでしょう。
「生まれてからの性質をそのまま通して」という意味で理解することができます。
「基本的に」【きほんてきに】
「基本的に」という言葉も「元来」に近い意味を持つ言葉とした使うことができます。
「本質の上で」という意味で使われています。
「元来」という言葉の意味や使い方をいくつか見てきましたが、この言葉は普段の会話の中でも、よく使われている言葉です。
「元々そうであったこと」を前提として、自分の伝えたい時に用いられます。
但し、この言葉は多用すると、この言葉の後に続く内容が少しきつく、しつこい印象を与えてしまうので、使い方に注意しなくてはなりません。
そのためには、「元来」の言葉の性質をよく理解して、シチュエーションを判断しながら、使い分ける必要があると思います。