「諂う」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
皆さんは「諂う」という言葉を見て、何のことだかお分かりになるでしょうか?
この漢字を読めたり、言葉の意味が理解できてスラスラ答えることができたなら、かなり言葉の勉強をしている人と言えるかもしれません。
そこで今回は、この「諂う」という言葉にフォーカスして、その意味や使い方を考察していくことにします。
目次
- 「諂う」の意味
- 「諂う」の表現の使い方
- 「諂う」を使った例文と意味を解釈
- 「諂う」の類語や類義語
「諂う」の意味
「諂う」とは「人の気に入るように振る舞う」、また「お世辞を言う」、「おもねる」というような意味を持つ言葉です。
- 「諂う」の読み方
「諂う」の読み方
「諂う」は「へつらう」という読み方になりますが、めったに使われる漢字ではないので、ここでしっかりとチェックしておきましょう。
「諂う」の表現の使い方
「諂う」は「人に気に入られるように振る舞う」という意味があるので、人に追従するような時に使われます。
よく使われるのは、「上司に諂う」というような使い方が挙げられます。
「諂う」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「諂う」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「諂う」を使った例文1
- 「諂う」を使った例文2
「諂う」を使った例文1
「あいつは、上司に諂うことで、評価を得て、昇進・昇格しか頭にない。そのために、後輩からはとても嫌われている」
「諂う」とは、「媚びる」ことでも解釈することができます。
そのために、この例文のように、昇進することばかり考えて、上司に「諂う」ことしかしないのです。
これだと彼の下に付く部下や後輩がとてもかわいそうです。
「諂う」を使った例文2
「田中は、いうも媚び諂うような笑いをするので、周りからとても気持ち悪がられている。何を考えているのだろうか?」
自分の本心を中々見せることをせずに、いうも媚び「諂う」笑い方をしている人が、もしかすると、自分の周りにもいるのではないかと思います。
そのようなタイプの人間は、心の奥底で何を考えているのか分からないので、とても気持ちが悪いのです。
「諂う」の類語や類義語
「諂う」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのような言葉があるかを見ていくことにします。
- 「胡麻を擂る」【ごまをする】
- 「ヘコヘコする」
「胡麻を擂る」【ごまをする】
「胡麻を擂る」が「諂う」の類義語として扱うことができます。
「人に気に入られるように振舞ったり、わざとお世辞を言うこと」という意味で使われています。
「ヘコヘコする」
「ヘコヘコする」も「諂う」の類義語の1つになり、「人に気に入られるために卑屈な行動を取ること」という解釈ができます。
「諂う」という言葉の意味や使い方を紹介してきました。
使われている漢字がかなり難しいので、読み方自体、全く分からない人もかなりいるはずです。
それでも「諂う」=「へつらう」ということが分かると、それなりに言葉の意味が感覚的に分かる人もいたのではないかと思います。
このような読み方が難しい言葉でも、その発音が理解できることで、意味まで見えてくることがありますので、しっかりとその言葉の読み方を知ることも、言葉のボキャブラリーを増やすことになります。