「茫漠」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「茫漠」という表現は「茫漠とした大地が広がっていた」や「茫漠としていて全容がつかめない」などの文章で使用されていますが、「茫漠」の具体的な意味を知っていますか?
「茫漠」という表現の「意味・読み方・使い方・例文と解釈・類義語」について、詳しく解説していきます。
目次
- 「茫漠」の意味
- 「茫漠」の表現の使い方
- 「茫漠」を使った例文と意味を解釈
- 「茫漠」の類語や類義語
「茫漠」の意味
「茫漠」という表現は、「広々としていて取りとめがないさま」や「非常に広範に広がっていて手がかりがないさま」を意味しています。
また「茫漠」という表現には、「曖昧ではっきりしない様子」といった意味合いもあります。
- 「茫漠」の読み方
「茫漠」の読み方
「茫漠」の読み方は、「ぼうばく」になります。
「茫漠」の表現の使い方
「茫漠」の表現の使い方を紹介します。
「茫漠」の表現の使い方は、「砂漠・土地・考え方などが広々としていて取りとめがない状態」に対して使うという使い方になります。
例えば、「茫漠とした海洋を見ていると、現在地がはっきりしなくなってきます」といった文章で使われます。
また「茫漠」の表現は、「曖昧ではっきりしないさま」を指示して使うこともできます。
例えば、「茫漠としたまとまりのない考えのまま、みんなの前で発表することになりました」などの文章で使えます。
「茫漠」を使った例文と意味を解釈
「茫漠」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「茫漠」を使った例文1
- 「茫漠」を使った例文2
「茫漠」を使った例文1
「茫漠とした砂漠をラクダの背中に乗って旅をするという情景は、異国の人にある種のロマンを感じさせます」
この「茫漠」を使った例文は、「茫漠」という表現を、「広々としていて取りとめのない砂漠」という意味合いで使っています。
「茫漠」を使った例文2
「茫漠とした情報を元にして行動を起こすと、思いがけない大きな失敗をしてしまうことがあります」
この「茫漠」を使った例文は、「曖昧なはっきりしない情報を元にして行動を起こすと」という意味合いで、「茫漠」という表現を使用しています。
「茫漠」の類語や類義語
「茫漠」の類語や類義語を紹介して、その意味を説明していきます。
- 「空漠・朧気」
- 「漠然・曖昧」
「空漠・朧気」
「空漠」という表現は、「広々と果てしなく広がっているさま」を意味しています。
「朧気」という言葉は、「姿かたち(輪郭)や内容がはっきりしないでぼんやりしているさま」を意味しています。
これらの意味から、広々としているさまを意味する「茫漠」と良く似た類語(シソーラス)として、「空漠・朧気」を指摘することができます。
「漠然・曖昧」
「漠然」という表現は、「曖昧としていてはっきりしないさま」を意味しています。
「曖昧」というのは、「ぼんやりしていてはっきりしないさま」を意味している表現です。
この意味から、物事が曖昧ではっきりしない様子を示す「茫漠」と近い意味を持つ類義語として、「漠然・曖昧」の表現を上げられます。
この記事で解説した「茫漠」の表現には、「広々としていて取りとめがないさま」や「曖昧ではっきりとしない様子」などの意味があります。
「茫漠」の類語・類義語として、「空漠・朧気」「漠然・曖昧」などがあります。
「茫漠」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。