「高騰」とは？意味や類語！例文と解釈

「高騰」とは?

「高騰」という表現は、「物価・株価・物の値段などが、ひどく上昇すること」や「物価・物の価格・相場などが、著しく上がって高くなること」を意味しています。

「高騰」の「高」という漢字は「相対的に高いこと・高まること」を意味していて、「騰」という漢字は「高くはね上がること・物価が高くなること」を意味しています。

その「騰」の漢字の意味から、「高騰」とほぼ同じ意味を持つ「騰貴(とうき)・急騰・暴騰」などの言葉もあります。

• 「高騰」の読み方

「高騰」の読み方

「高騰」の読み方は、「こうとう」になります。

「高騰」の表現の使い方

「高騰」の表現の使い方は、「物価・株価(相場)などが著しくひどく上昇する場合」に使うという使い方になります。

例えば、「回転寿司チェーンの人気によって、マグロやうにの仕入れ価格が高騰しています」といった文章で使用することができます。

「高騰」の対義語

「高騰」の対義語として、「低落(ていらく)・暴落(ぼうらく)」があります。

「低落」という表現は、「物価・株価・値段などが、低い水準にまで下がって落ち込むこと」を意味しています。

「暴落」というのは、「物価・株価(相場)などが急速に著しく下落して落ち込むさま」を意味する表現です。

この意味合いから、物価・株価が著しく高くなることを示す「高騰」とは正反対の意味を持つ対義語(反対語)として、「低落・暴落」を指摘できます。

「高騰」を使った例文と意味を解釈

「高騰」を使った例文を紹介して、その意味を解釈していきます。

• 「高騰」を使った例文1
• 「高騰」を使った例文2

「高騰」を使った例文1

「インフレとは貨幣価値が下落して物価が高騰する現象であり、給与は上がらなければ庶民の生活が苦しくなります」

この「高騰」を使った例文は、「インフレとは貨幣価値が下落して、物価がひどく上昇して高くなる現象」という意味で、「高騰」という表現を使用しています。

「高騰」を使った例文2

「勢いよく高騰した株の銘柄を買い付ける場合、現在の株価が今年最高値になってしまって、その後に下落していくリスクもあります」

この「高騰」を使った例文は、「高騰」という表現を、「勢いよく極端に高い株価まで上昇した株の銘柄を買い付ける場合」という意味で使っています。

「高騰」の類語や類義語

「高騰」の類語・類義語を紹介して、その意味を説明していきます。

• 「急騰・暴騰」
• 「うなぎ登り・急上昇」

「急騰・暴騰」

「急騰」という表現は、「物価・株価・値段などが急速な勢いで上昇して高くなるさま」を意味しています。

「暴騰」の表現には、「物価・株価・値段などが急激かつ大幅に上昇して高くなること」という意味合いがあります。

それらの意味合いから、「物価・相場などがひどく上昇すること」を示す「高騰」とほとんど同じような似た意味を持つ類語(シソーラス)として、「急騰・暴騰」という表現を上げることができるのです。

「うなぎ登り・急上昇」

「うなぎ登り」という慣用句の表現は、「物事の程度・段階・価格(株価など)が、何かをきっかけにして急激に上がっていくこと」を意味しています。

「急上昇」というのは、「物価・値段・株価(相場)などが急速な勢い(速いスピード)で上がっていくさま」を意味している表現です。

これらの意味合いから、物価・株価などが著しく上昇することを示す「高騰」と近しい類似の意味を持つ類義語として、「うなぎ登り・急上昇」を指摘することができます。