「見入る/魅入る」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
小説や物語などで「見入る/魅入る」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「見入る/魅入る」の意味
- 「見入る/魅入る」の表現の使い方
- 「見入る/魅入る」を使った例文と意味を解釈
- 「見入る/魅入る」の類語や類義語
「見入る/魅入る」の意味
「見入る/魅入る」の意味は以下の3つです。
1つ目は「見入る」に対して「注意してじっと見つめること」という意味で、対象となるものに興味を持ち集中すする様子を表します。
2つ目も「見入る」に対して「外から中をのぞき見ること」という意味で、中の様子をうかがうことを言います。
3つ目は「魅入る」に対して「執念深くとりつく」という意味で、基本的に「魅入られる」と受け身形で使われます。
- 「見入る/魅入る」の読み方
- 「見入る/魅入る」の言葉の成り立ち
「見入る/魅入る」の読み方
「見入る/魅入る」の読み方は、どちらも「みいる」になります。
「みはいる」よ読み間違わない様にしましょう。
「見入る/魅入る」の言葉の成り立ち
「見入る」の「見」は「視覚でものをはっきりと捉える」という意味です。
「魅入る」の「魅」は「魔性・もののけ」「心をひきつけて惑わす」という意味です。
「入る」は、動詞の連用形に付いて「その状態や程度が深いこと」「すっかりその状態になること」「その動作に徹すること」という意味があります。
上記の言葉が組み合わさり、「見入る」は「目でしっかりと見てものを捉えること」、「魅入る」は「魔性や心を引きつけるものが惑わすこと」として使われています。
「見入る/魅入る」の表現の使い方
「見入る/魅入る」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 「見入る/魅入る」の使い分け
文法的な使い方
「見入る/魅入る」はどちらも動詞ですので、文末にそのまま使います。
但し、意味の章でも紹介しましたが「魅入る」は基本的に受け身形で「魅入られて」として使われます。
副詞として使う時には「見入って」「魅入られて」になります。
「見入る/魅入る」の使い分け
「見入る」は単に対象となるものに感心や興味を持ち、単発的についじっと見つめる時に使われます。
「魅入られる」は、魔性やもののけにとりつかれたり、或いはとりつかれた様に何かに夢中になっている状態に使われます。
「見入る/魅入る」を使った例文と意味を解釈
「見入る/魅入る」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「見入る/魅入る」を使った例文1
- 「見入る/魅入る」を使った例文2
「見入る/魅入る」を使った例文1
「鮮やかにパワーポイントを使いこなす人がいて、思わず見入ってしまった」
PCのソフトを見事に使いこなす人がいて、その作業の様子に見とれてしまったことを表します。
「見入る/魅入る」を使った例文2
「まるで悪魔に魅入られた様にギャンブルを続けている」
悪いものにとりつかれた様にギャンブルばかりしている様子を表しています。
「見入る/魅入る」の類語や類義語
「見入る/魅入る」の類語や類義語を紹介します。
- 「穴があくほど見つめる」【あながあくほどみつめる】
- 「心を奪われる」【こころをうばわれる】
「穴があくほど見つめる」【あながあくほどみつめる】
「見入る」の類語で「じっとものを凝視すること」という意味です。
「強い視線で穴があくこと」に例えています。
「心を奪われる」【こころをうばわれる】
「魅入る」の類語で「あるものに心を引きつけられて夢中になること」という意味です。
「見入る/魅入る」は、読み方は同じですがそれぞれ意味や使い方が違います。
その時のシーンに合わせて使える様にしましょう。