「奉職」とは?!意味や解説
この「奉職」は、使い方は簡単ですが、どこまでがその範囲だという解釈が曖昧な言葉だと言えるかも知れません。
目次
- 「奉職」とは?
- 「奉職」を使った例文と意味を解釈
「奉職」とは?
「奉職」とは、公(おおやけ)の職に就く、またはその職自体を表す言葉です。
「彼は高校の教師という奉職に就いている」のような使い方になり、「公務員」と近い意味の言葉だと言えますが、その公務員より広い範囲の職に対して使える表現です。
例えば、神社の宮司(ぐうじ、神社における聖職者のことです)もこの「奉職」と表現することができ、地方議員や国会議員もそれに当たります。
ただし、職業ではなく、無給でボランティアなどで行っている活動には使わない言葉です。
- 「奉職」の読み方
「奉職」の読み方
「奉職」は、「ほうしょく」と読む言葉です。
「奉」は「捧げる」(ささげる)という意味でも使う漢字で、「身を捧げる職業」という解釈から、公の職の表現となっています。
「奉職」を使った例文と意味を解釈
「奉職」を使った例文と、その意味の解釈です。
冒頭のように、どこまでがそれなのかの判断が難しいかも知れません。
- 「奉職」を使った例文1
- 「奉職」を使った例文2
「奉職」を使った例文1
「NGOやNPOは奉職と言えるのだろうか」
NGOは「非政府組織」のことで、民間でありながら、政府の補助を行うことが目的の団体です。
NPOは「非営利団体」を表し、利益の追求は行わない特定の目的から結成された団体に対して使います。
NGOは、国際的な表記としても使われる言葉で、そのような団体なことから、奉職と言えなくもありませんが、NPOは結成の意図や目的がバラバラで、政治や政府と関係があるとは限らない為、そうとは表現できません。
「奉職」を使った例文2
「ここは奉職者専用の食堂だ」
例えば、学校で教師などの学校側の人間専用だという表現になります。
お寺や神社では、この「奉職者専用」といった表現をよく見掛けることがあります。
公の職業に就くことを、「奉職する(した)」と使うこともできる言葉です。
その範囲に気を付けて使えば難しい言葉ではありません。