「持ち越し」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「持ち越し」は、そこで結果や結論が出なかった場合に使われる表現です。
目次
- 「持ち越し」の意味とは?
- 「持ち越し」の表現の使い方
- 「持ち越し」を使った例文と意味を解釈
- 「持ち越し」の類語や類義語
「持ち越し」の意味とは?
「持ち越し」とは、そこで一旦の締めや終了とせず、次の時期や期間に今の状態のまま引き継ぐことを表現する言葉です。
引き継ぐ対象は場合によって異なり、会議の結論であったり、集まったお金のこともあります。
本来であれば、そこで締めや終了となるはずだったという場合に使われる為、できればこうなるのは避けたい場合が多いと考えていいでしょう。
- 「持ち越し」の読み方
「持ち越し」の読み方
「持ち越し」の読み方は、「もちこし」になります。
この表記以外に、「持越し」とも使われますが、「持越」とは表現できないので注意してください。
今の状態、内容のまま時期や期間を越すという意味が縮まった言葉だと考えると分かりやすいでしょう。
「持ち越し」の表現の使い方
「持ち越し」の表現の使い方を紹介します。
この言葉は、「結論は時間に持ち越しになった」、「余剰金は原則3期まで持ち越しになる」のように、何かがそのまま次に引き継がれるといった解釈で使われます。
よって、そこまで難しく考えることはなく、そこで完結しなかった内容、状態などが次の回や時期にも続くことだと考えておけばいいでしょう。
「持ち越し」を使った例文と意味を解釈
「持ち越し」を使った例文と、その意味の解釈です。
簡単なことにも使える表現です。
- 「持ち越し」を使った例文1
- 「持ち越し」を使った例文2
「持ち越し」を使った例文1
「この続きは明日に持ち越しとしよう」
このようなことにも使える言葉で、続きは明日にしようと言っているのと同じです。
「持ち越し」を使った例文2
「今回もまた持ち越しとなると、もういつ結論が出るか分からない」
毎回持ち越しとなっている課題や問題について、今回またそうなってしまう懸念を表現している使い方になります。
「持ち越し」の類語や類義語
「持ち越し」の類語や類義語を紹介します。
カタカナ語の表現は、宝くじで有名です。
- 「繰り越し」【くりこし】
- 「キャリーオーバー」【きゃりーおーばー】
「繰り越し」【くりこし】
主に金銭を次の期間に引き継ぐ場合に使う言葉で、「持ち越し」と使った場合と同じ意味になります。
「生活費で余った分は来月に繰り越して遣って欲しい」のように用いる表現です。
この言葉も「繰越し」と表記することができ、「持ち越し」とは違って「繰越」としても構いません。
「キャリーオーバー」【きゃりーおーばー】
数字選択型の宝くじで有名な言葉で、当選者が出なかった等級の払い戻しに充てられていた金額が次回の開催に引き継がれることを表現します。
LOTO6では、1等は最高で2億円ですが、このキャリーオーバー分があると、4億円まで期待することができます。
尚、宝くじ専門の言葉という訳ではなく、英語の“carry-over”をカタカナ語にした言葉で、その英語では「持ち越し」というそのままの意味で使われています。
「持ち越し」は、色々な事柄に広く使われる言葉です。
ただし、それがあまりいいことでないのは言うまでもないでしょう。