「敢え無く」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
皆さんは「敢え無く」という言葉を見て、どのような意味に解釈するでしょうか?
おそらくこのままの言葉を見ると、意味を明確に説明できる人は、そんなに多くはないでしょう。
しかし、実は身近な場面でよく使われている言葉なのです。
そこで今回は、この「敢え無く」にフォーカスして見ていくことにします。
目次
- 「敢え無く」の意味
- 「敢え無く」の表現の使い方
- 「敢え無く」を使った例文と意味を解釈
- 「敢え無く」の類語や類義語
「敢え無く」の意味
「敢え無く」とは「呆気なく」、「期待外れに」、「如何ともし難く」などの意味の持つ言葉です。
- 「敢え無く」の読み方
「敢え無く」の読み方
「敢え無く」の読み方は「あえなく」となりますので、これを知ったならよく耳にする言葉であることが、分かるかと思います。
「敢え無く」の表現の使い方
「敢え無く」は「呆気なく」という意味がありますので、とても大きな期待を寄せていたのに、その思いが裏切られたり、肩透かしを食らった使われることになります。
「敢え無く負けてしまった」というような使い方になります。
「敢え無く」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「敢え無く」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「敢え無く」を使った例文1
- 「敢え無く」を使った例文2
「敢え無く」を使った例文1
「長年計画してきたプロジェクトは、思わぬ綻びから、敢え無く失敗に終わった」
ビジネスにおいて大きなプランニングやプロジェクトは、長い時間をかけて検討していくことになります。
しかし、ちょっとした躓きや油断から、それが失敗に繋がってしまうことも少なくありません。
そのような時に「敢え無く」が使われることになりますが、多くの苦労を費やしただけに悔しい思いをすることでしょう。
「敢え無く」を使った例文2
「あれだけ練習したのに、敢え無く負けてしまったとは、とても悔しい」
必死に練習をしてきたのに、試合に「敢え無く」負けてしまったことは、とても残念で堪らないことでしょう。
血の滲むような練習だったために、その悔しさを忘れることができないはずです。
これをバネにして、次に頑張ることです。
「敢え無く」の類語や類義語
「敢え無く」を他の言葉で、言い換えるとするなら、どのような言葉があるかを見ていくことにします。
- 「無念にも」【むねんにも】
- 「万やむを得ず」【まんやむをえず】
「無念にも」【むねんにも】
「無念にも」という言葉が「敢え無く」の類義語として挙げることができます。
「不注意にも」、「考えが足りずに」というような意味で使われています。
「万やむを得ず」【まんやむをえず】
「万やむを得ず」という表現も「敢え無く」の類義語として扱うことができます。
「納得がいかないながらも他に選択肢がなく、そうするしかない」という意味で解釈することができます。
「敢え無く」という言葉の意味や使い方を紹介してきましたが、この言葉を使う場合、かなりのことを積み重ねて来たのに、予想に反した結果になってしまった時に、よく用いられます。
私達の日々の行動の中でも、このようなことはよくあることです。
しかし、それにめげずに次に繋がる経験を蓄積できたと納得して、新たなチャレンジに向かって頑張ることが大切です。