「囚われる」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
日常会話で「囚われる」という言葉を使うことがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「囚われる」の意味
- 「囚われる」の表現の使い方
- 「囚われる」を使った例文と意味を解釈
- 「囚われる」の類語や類義語
「囚われる」の意味
「囚われる」の意味は以下の2つです。
1つ目は、「捕まえられる」という意味です。
敵対する相手に捕獲されて、自由に行動できない状態にされることを言います。
2つ目は、「固定観念や思想にこだわり、行動が影響されること」という意味です。
自分で強く信じるものができて、その思想を貫く様な行動を取ることを言います。
- 「囚われる」の読み方
- 「囚われる」の漢字の成り立ち
- 「囚われる」と「捕われる」の違い
「囚われる」の読み方
「囚われる」の読み方は、「とらわれる」になります。
非常にシンプルな漢字ですので、読み書きできる様にしておきましょう。
「囚われる」の漢字の成り立ち
「囚われる」の「囚」は会意文字で、「周辺を囲む柵」と「人」の象形で成り立っています。
つまり、「人が囲いの中に入れられる」=「囚われる」という意味で使われる様になりました。
「囚われる」と「捕われる」の違い
「捕われる」と同じ読み方をする言葉に「捕われる」があります。
この2つは辞書でも同じ意味として載っていますが、実際には使い分けがあります。
「囚われる」も「捕われる」も、同じ「つかまえられる」という意味で使われます。
但し、「囚われる」は、ものが捕まえられることの他に、思考や観念など目に見えない心理的なものが束縛されるという意味で使われます。
「囚われる」の表現の使い方
「囚われる」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 自分以外のものから影響を受ける時に使う
文法的な使い方
「囚われる」は動詞ですので、文末にそのまま使えます。
相手から動作を受ける受動態であり、可能の意味や尊敬語の意味はありません。
副詞として使う時には「囚われて」になり、形容詞として使う時には「囚われの〇〇」になります。
自分以外のものから影響を受ける時に使う
「囚われる」は受動態ですので、相手に捕まったり、ある思想に束縛された状態など、自分以外の人やものから影響を受ける時に使います。
「捕らえる」と違い、能動態として使うことはありません。
「囚われる」を使った例文と意味を解釈
「囚われる」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「囚われる」を使った例文1
- 「囚われる」を使った例文2
「囚われる」を使った例文1
「常識に囚われてしまい、発想が平凡になっている」
ビジネスで新しいアイデアを出したいのですが、つい常識的な考え方をしてしまい、逆の発想などが思い浮かばない状態です。
「囚われる」を使った例文2
「過去の失敗に囚われてしまい、中々自分の実力を発揮できずにいる」
過去に失敗をしたことで思い切った行動を取れず、本来の実力を発揮できないことを表しています。
「囚われる」の類語や類義語
「囚われる」の類語や類義語を紹介します。
- 「拘束される」【こうそくされる】
- 「のめり込む」【のめりこむ】
「拘束される」【こうそくされる】
「捕まえられて思想や行動の自由を制限されてしまうこと」という意味です。
「のめり込む」【のめりこむ】
「ある状況や思想に深く入り込むこと」という意味です。
「囚われる」は「捕まえられる」「固定観念や思想にこだわり、行動が影響されること」という2つの意味があります。
何かに強く影響を受けている人に対して使いましょう。