「皆々様」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
皆さんは「皆々様」という言葉を色々な場面で耳にすることがあるかと思います。
この言葉は、普段の会話の中で実際に使うようなことは、あまりないかもしれませんが、聞く機会はそれなりにあるでしょう。
そこで今回は、この「皆々様」について、見ていきましょう。
目次
- 「皆々様」の意味
- 「皆々様」の表現の使い方
- 「皆々様」を使った例文と意味を解釈
- 「皆々様」の類語や類義語
「皆々様」の意味
「皆々様」とは「皆さん」をさらに強めて表現する言い方です。
丁寧な言い方を「皆さん」と称して使いますが、その意味をさらに強くしたものになります。
- 「皆々様」の読み方
「皆々様」の読み方
「皆々様」は「みなみなさま」という読み方になりますので、ここでしっかりとチェックしておきましょう。
時折、聞くことがある言葉だけに、使われている漢字も含めて覚えておくようにしてください。
「皆々様」の表現の使い方
「皆々様」は「皆さん」を強くした意味合いを持つので、多くの人の注目を集めたり、注意喚起を促すような場合に使うことになります。
「皆々様、右手をご覧ください」というようなフレーズがありますが、これはバスガイドの人が、乗客の意識をある方向に向かわせる時に使います。
「皆々様」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「皆々様」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「皆々様」を使った例文1
- 「皆々様」を使った例文2
「皆々様」を使った例文1
「営業部の皆々様、そろそろお開きの時間が近づきいて参りましたので、お手を拝借」
これは営業部の宴会の締めを幹事がやっている場面です。
忘年会や新年会、あるいは年度末の打ち上げの飲み会で、終わりを告げる締めのかけ声として、使われることが多いセリフです。
かなり盛り上がっている中での終わりの言葉なので、幹事さんも大きな声を張り上げる必要があります。
「皆々様」を使った例文2
「皆々様、お席に願います。そろそろ会が始まりますので、静粛にしてください」
これもある会合やイベント・講演会などで司会者が出席者・参加者に会の始まりを告知するために、使うセリフの1つです。
会の開始時間5分前になったことで、このようなことを皆さんに使えて、その始まりを伝えています。
「皆々様」の類語や類義語
「皆々様」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのような言葉があるかを見ていくことにしましょう。
- 「あなた達」【あなたたち】
- 「君達」【きみたち】
「あなた達」【あなたたち】
「あなた達」が「皆々様」に近い意味を持つ言葉です。
但し、「皆々様」は目上の人達やお客様に向かって使う言葉に対し、「あなた達」は立場が同等か下の人に限られることになります。
そのために、相手により使い分けが必要です。
「君達」【きみたち】
「君達」も「皆々様」の類義語になりますが、「あなた達」と同じように同等か下の立場の人に対して使う表現です。
「皆々様」という言葉の意味や使い方を紹介してきましたが、この言葉は、大きな会合やパーティーなどで、司会者が使うことが多い表現です。
したがって、もし自分がそのような立場になった時に使えるように、言葉の活用シーンをイメージしていると、後々便利でしょう。