「煩い」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
小説やエッセイを読んでいると「煩い」という言葉を見掛けることがあります。
一体どの様に読み、どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「煩い」の意味
- 「煩い」の表現の使い方
- 「煩い」を使った例文と意味を解釈
- 「煩い」の類語や類義語
「煩い」の意味
「煩い」には読み方に応じて以下の2つの意味があります。
1つ目は、「病気」「心を悩ませること」という意味です。
心身に影響を与えらたり、頭を悩ませる様なことを表します。
2つ目は「音が大きくて我慢できないこと」「しつこくて嫌なこと」「文句ばかり言うので嫌なこと」「こだわり過ぎること」「面倒なこと」という意味です。
何かに対して「生理的に嫌だ」という気持ちを表す言葉です。
- 「煩い」の読み方
- 「煩い」の漢字の成り立ち
「煩い」の読み方
「煩い」の読み方は、「わずらい」「うるさい」になります。
「わずらい」と読む時には上記の1つ目の意味になり、「うるさい」と読む時には2つ目の意味になります。
どちらの意味で使うかは、前後の文章で判断しましょう。
「煩い」の漢字の成り立ち
「煩」という漢字は会意文字で、「炎」と「人の頭」を表し、「悩みから熱が出て頭痛がする様子」という意味です。
「煩い」の表現の使い方
「煩い」の表現の使い方を紹介します。
- 「わずらい」として使う場合
- 「うるさい」として使う場合
- 「煩い」と「五月蠅い」
「わずらい」として使う場合
「わずらい」と読む時には名詞となり、「思い煩い」「恋煩い」など複合的に使われます。
動詞として使う時には「わずらう」になります。
「うるさい」として使う場合
「うるさい」と読む時には形容詞となり、文末にそのまま使ったり、名詞を修飾する時にも使います。
副詞として使う時には「うるさくて」になります。
「煩い」と「五月蠅い」
「うるさい」という読み方をする言葉に「煩い」と「五月蠅い」があります。
本来は「煩い」であり、「五月蠅い」は当て字で、五月の初夏の季節になると蠅が増えて、飛びまわってうるさいことから来ています。
「煩い」を使った例文と意味を解釈
「煩い」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「煩い」を使った例文1
- 「煩い」を使った例文2
「煩い」を使った例文1
「彼女は恋煩いから食欲が落ちて痩せてしまった」
「わずらい」の意味で使われています。
片思いの異性のことを思うあまりに食欲がなくなってしまい、痩せてしまったことを表しています。
「煩い」を使った例文2
「上司がいちいち口を出してきて煩い」
「うるさい」の意味で使われています。
仕事で上司が細かいことに口出しをしてきて、「嫌だ」と思っていることを表しています。
「煩い」の類語や類義語
「煩い」の類語や類義語を紹介します。
- 「苦悩」【くのう】
- 「喧しい」【やかましい】
「苦悩」【くのう】
「辛い思いをすること」で「わずらい」の類語です。
「喧しい」【やかましい】
「音が大きくて不快なこと」「世間の人が話題にしていること」「細かくて厳しいこと」「こだわりが強くて気難しいこと」という意味があり、「うるさい」の類語です。
「煩い」は、「わずらい」と「うるさい」の読み方で意味が変わってきます。
前後の内容で判断できる様にしましょう。