「塗炭の苦しみ」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「塗炭の苦しみ」という表現は「貧困で塗炭の苦しみを味わいました」や「塗炭の苦しみを知らない人も多い」といった文章で使われますが、どのような意味を持っているのでしょうか?
「塗炭の苦しみ」の「意味・読み方・使い方・例文と解釈・類義語」について、詳しく解説していきます。
目次
- 「塗炭の苦しみ」の意味
- 「塗炭の苦しみ」の表現の使い方
- 「塗炭の苦しみ」を使った例文と意味を解釈
- 「塗炭の苦しみ」の類語や類義語
「塗炭の苦しみ」の意味
「塗炭の苦しみ」という表現は、「これ以上ないほどのひどい苦痛・耐えられないほどの苦しみ・追い詰められたつらい境遇」などの喩え(たとえ)としての意味を持っている表現です。
「塗炭の苦しみ」という慣用句の語源は、「泥にまみれ火に焼かれるようなひどい絶望的な苦痛」を意味する「塗炭(とたん)」という表現にあります。
「塗炭の苦しみ」というのは、「泥や火にまみれるかのようなひどい苦しみや凄惨な境遇」を意味している表現なのです。
- 「塗炭の苦しみ」の読み方
「塗炭の苦しみ」の読み方
「塗炭の苦しみ」の読み方は、「とたんのくるしみ」になります。
「塗炭の苦しみ」の表現の使い方
「塗炭の苦しみ」の表現の使い方を紹介します。
「塗炭の苦しみ」という表現は、「耐えられないほどのひどい苦痛や悲惨な境遇」を意味して使うという使い方になります。
例えば、「下積み時代に塗炭の苦しみを舐める日々を送りました」といった文章で使うことができます。
「塗炭の苦しみ」を使った例文と意味を解釈
「塗炭の苦しみ」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「塗炭の苦しみ」を使った例文1
- 「塗炭の苦しみ」を使った例文2
「塗炭の苦しみ」を使った例文1
「若い頃に塗炭の苦しみを味わって乗り越えたことで、自分に自信がつきました」
この「塗炭の苦しみ」を使った例文は、「若い頃に耐え難いほどの苦痛・境遇を味わって乗り越えた」という意味合いで、「塗炭の苦しみ」の表現を使っています。
「塗炭の苦しみ」を使った例文2
「現代の若者には、塗炭の苦しみを舐めるような悲惨な体験はなかなか無いものです」
この「塗炭の苦しみ」を使った例文は、「塗炭の苦しみ」の表現を、「絶望するような苦痛(ひどい境遇における苦しみ)を味わせられるような悲惨な体験」という意味で使用しています。
「塗炭の苦しみ」の類語や類義語
「塗炭の苦しみ」の類語や類義語を紹介して、その意味を説明していきます。
- 「耐え難い苦痛・地獄の苦しみ」
- 「悲惨な境遇・困窮した境遇」
「耐え難い苦痛・地獄の苦しみ」
「塗炭の苦しみ」という表現は、「耐え難いほどの苦痛」や「泥と火にまみれるような地獄の苦しみ」を意味しています。
その意味合いから、「塗炭の苦しみ」とほとんど同じような意味を持つ類語(シソーラス)として、「耐え難い苦痛・地獄の苦しみ」を上げられます。
「悲惨な境遇・困窮した境遇」
「塗炭の苦しみ」という表現は、「ひどい苦痛を味わう悲惨な境遇」や「物質的・金銭的に困り果てた境遇」のことを意味しています。
これらの意味から、極めてつらい境遇を示す「塗炭の苦しみ」の類義語として、「悲惨な境遇・困窮した境遇」を指摘できます。
この記事で解説した「塗炭の苦しみ」の表現には、「泥土や燃える火の中にいるような耐え難いひどい苦痛・つらさ」などの意味があります。
「塗炭の苦しみ」の類語・類義語として、「耐え難い苦痛・地獄の苦しみ」「悲惨な境遇・困窮した境遇」などがあります。
「塗炭の苦しみ」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。