「摂る」の意味とは?同音の言葉や例文・類語を解説!
この「摂る」と同音の言葉は数多く、それらとの意味や使い方の違いを詳しく解説していきます。
目次
- 「摂る」の意味とは?
- 他の「とる」と読む言葉を解釈
- 「摂る」を使った例文と意味を解釈
- 「摂る」の類語や類義語
「摂る」の意味とは?
「摂る」は、「摂取する」という意味で使います。
「栄養を摂る」のような用い方になり、同音の言葉の中でもこの意味に特化している言葉です。
直接人体に取り入れるという意味になる言葉の為、上の栄養や食品などが対象になることが多く、経口型(口から飲むタイプです)の医薬品でもよく見聞きします。
- 「摂る」の読み方
「摂る」の読み方
「摂る」の読み方は、「とる」になります。
同音の言葉が多く存在すると書きましたが、それらについては以下で紹介します。
この言葉の意味となる「摂取」(せっしゅ)や、「摂政」(せっしょう、時に君主に代わって立てられる存在)など、「摂」は音読みでは「せつ(せっ)」と読む言葉ですが、訓読みでは「と」ると発音します。
他の「とる」と読む言葉を解釈
「摂る」と同様に、「とる」と読む言葉の意味の解釈です。
口語から文章にする際に間違えないように注意してください。
- 「取る」
- 「撮る」
- 「獲る」
- 「盗る」
- 「採る」
- 「執る」
- 「捕る」
- 「録る」
「取る」
一番有名と言える「とる」で、「手に取る」、「ちょっとそれを取って」のように、物理的に所有することに対して用いる表現です。
「撮る」
「撮影する」と言い換えられる言葉です。
その意味から写真や動画が対象になることが多く、「あれも撮る?」のように使われます。
「獲る」
「獲得する」ことです。
物理的な物から、賞や名誉などにも用いることができます。
「ノーベル賞を獲る」などと使うと分かりやすいでしょう。
「盗る」
「盗む」ことですが、悪い意味だけでなく、「二塁を盗る」(野球における「盗塁」です)などと使うこともできます。
「採る」
点数やポイント、人材などを「とる」と使う為の言葉です。
「採用」という意味で使われることも多いです。
「執る」
「司る」(つかさどる)ことで、「指揮する」ことだと考えると分かりやすいでしょう。
「政治を司る」のように用いられます。
「捕る」
「キャッチする」ことの表現になり、「ボールを捕る」のような使い方になります。
「録る」
上の「撮る」と似た表現ですが、「撮影」より「記録」という意味合いが強い表現で、「ビデオを録る」といったように使われることが多いです。
「摂る」を使った例文と意味を解釈
「摂る」を使った例文と、その意味の解釈です。
意味が分かりやすい言葉なので、例文の解釈も簡単です。
- 「摂る」を使った例文1
- 「摂る」を使った例文2
「摂る」を使った例文1
「成人は、一日に約2000キロカロリーを摂るのが目安だと言われている」
一食当たりにすると約700キロカロリーですが、朝は500キロカロリー程度で、お昼は600キロカロリー、夜に900キロカロリーといったような摂り方でも構いません。
「摂る」を使った例文2
「そんなにサプリメントばかり摂っていると、反って栄養のバランスが悪くなりそうだ」
サプリメントはあくまで食事で補えなかった栄養の補助として摂るもので、無闇に摂り過ぎても体に必要以上の分は対外に排出されるだけです。
「摂る」の類語や類義語
「摂る」の類語や類義語を紹介します。
同音ではなく、少し違う形の言葉です。
- 「服する」【ふくする】
「服する」【ふくする】
「服用する」としても同じ意味で、経口による摂取のことです。
「薬を服する必要がある」などという使い方になり、「~摂る必要がある」と同じ表現になります。
紹介してきたような色々な「とる」がありますが、この「摂る」は体に取り入れることだと解釈すれば間違いありません。