「元々」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「元々」という表現は「元々この場所は空き地でした」や「失敗しても元々だと思えばいいのです」といった文章で使われていますが、「元々」にはどのような意味があるのでしょうか?
「元々」の表現の「意味・読み方・使い方・例文と解釈・類義語」について、詳しく解説していきます。
目次
- 「元々」の意味
- 「元々」の表現の使い方
- 「元々」を使った例文と意味を解釈
- 「元々」の類語や類義語
「元々」の意味
「元々」という表現は、「(ある行動を起こすよりも前の)はじめから」や「(ある物事が起こるよりも前の)元から」ということを意味しています。
また「元々」という表現は、「行動を起こす前と後で変わらないこと」や「損にも得にもならないこと」も意味しています。
- 「元々」の読み方
「元々」の読み方
「元々」の読み方は、「もともと」になります。
「元々」の表現の使い方
「元々」の表現の使い方を紹介します。
「元々」の表現の使い方は、「ある行動をするよりも前から・はじめから(元から)」という意味で使うという使い方になります。
例えば、「元々、私はとんこつラーメンがあまり好きではありませんでした」という文章で使用できます。
また「元々」は、「彼に好きだと伝えて振られても元々です」のように、「ある行動の前と後で変化(損得)がない場合」に使うという使い方もあります。
「元々」を使った例文と意味を解釈
「元々」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「元々」を使った例文1
- 「元々」を使った例文2
「元々」を使った例文1
「元々、彼はとても短気な人物として知られていたので、あおり運転で人から挑発されれば喧嘩になる可能性が高かったのです」
この「元々」を使った例文は、「元々」という表現を、「はじめから、彼はとても短気な人物として知られていた」という意味を持つ文脈で使用しています。
「元々」を使った例文2
「学生時代から好きだった彼女に告白して振られても元々なので、勇気を出して告白してみました」
この「元々」を使った例文は、「学生時代から好きだった彼女に告白して振られても今までと同じなので(損も得もないので)」という意味合いで、「元々」の表現を使っています。
「元々」の類語や類義語
「元々」の類語・類義語を紹介して、その意味を説明していきます。
- 「元来・本来」
- 「そもそも・土台」
「元来・本来」
「元来」という表現は、「はじめからそういった性質・状態であること」を意味しています。
「本来」という表現は、「元々そうであること・道理で当たり前であること」を意味しています。
それらの意味から、はじめからを意味する「元々」とほぼ同じ意味を持つ類語(シソーラス)として、「元来・本来」を指摘できます。
「そもそも・土台」
「そもそも」という言葉は、「物事を改めて説き直す場合に文頭に用いる語」や「最初・はじめ・発端」を意味しています。
「土台」とは、「はじめから・元々から」を意味する言葉です。
この意味合いから、はじめから・元からを意味する「元々」と近い意味を持つ類義語として、「そもそも・土台」を上げられます。
この記事で説明した「元々」の表現には、「はじめから・元から」や「ある行動をする前後で変わらないこと・損することも得することもないこと」などの意味があります。
「元々」の類語・類義語として、「元来・本来」「そもそも・土台」などがあります。
「元々」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。