「暴騰」とは?意味や類語!例文と解釈
ビジネスや経済の話題をしている時に「暴騰」という言葉を耳にすることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や対義語なども併せて紹介します。
目次
- 「暴騰」とは?
- 「暴騰」の表現の使い方
- 「暴騰」の対義語
- 「暴騰」を使った例文と意味を解釈
- 「暴騰」の類語や類義語
「暴騰」とは?
「暴騰」の意味とは、「物価や株価などが急激に、かつ大幅に上がること」です。
物価は原価が値上がりしたり、海外から輸入しているものは為替市場が変動したり、株価はその会社の経営状態などにより、大きく上下することがあります。
物価や株価などが、何らかの要因で急激に、しかも異常な程高く上がることを言います。
- 「暴騰」の読み方
- 「暴騰」の漢字の成り立ち
- 「暴騰」「高騰」「急騰」の違い
「暴騰」の読み方
「暴騰」の読み方は「ぼうとう」になります。
難しい読み方ですが、社会人ならば覚えておくべき言葉です。
「暴騰」の漢字の成り立ち
「暴騰」の「暴」は「あばれる」と読み、「激しく荒々しいこと」「無謀なこと」という意味があります。
「暴力」などに使われる様に、勢いがついて力が強い様子を表しています。
「騰」は「あがる・のぼる」と読み、「高く跳ね上がる」「物価が高くなる」という意味です。
漢字の意味は「馬が高く跳ね上がること」を表しています。
これらの漢字が組み合わさり「物価が激しく跳ね上がること」という意味で使われています。
「暴騰」「高騰」「急騰」の違い
「暴騰」と似た言葉に「高騰」「急騰」があります。
これらは全て経済用語で使分けがあります。
「暴騰」は、「物価や株価が急激に、しかも異常に高くなること」という意味です。
「高騰」は、「物価や株価が高くなること」という意味で、「値上がり」をビジネス的に硬い表現にしたものです。
「急騰」は、「物価や株価が急激に高くなること」という意味です。
物価や株価の上昇具合によって使い分けられています。
「暴騰」の表現の使い方
「暴騰」の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 「大暴騰」とも使う
文法的な使い方
「暴騰」は名詞で、文末に使う時には動詞を伴って「暴騰する・している・した」と使われます。
副詞として使われる時には「暴騰して」になります。
「大暴騰」とも使う
2008年のリーマンショック以来、株価が大きく変動するケースも増えています。
「暴騰」よりも更に急激に、しかも価格が激しく跳ね上がることを「大暴騰」と言います。
「大暴騰」「大暴落」はニュースでも使われる表現です。
「暴騰」の対義語
「暴騰」の対義語は「暴落」で「ぼうらく」と読みます。
意味は「物価や株価が急激に、異様に下がること」ですが、スラング的な意味として「人気や評価がスキャンダルやミスなどにより失墜すること」という意味でも使われています。
「暴騰」を使った例文と意味を解釈
「暴騰」を使った例文と意味を解釈します。
- 「暴騰」を使った例文1
- 「暴騰」を使った例文2
「暴騰」を使った例文1
「原油価格が暴騰したお蔭でガソリンが一気に値上がりした」
ガソリンは原油価格に左右されるもので、わずか数日のうちにガソリンの価格が急激に高くなってしまったことを表しています。
「暴騰」を使った例文2
「株価が暴騰したので売ろうと思っていたら一気に暴落した」
株価が暴騰したので売りに出ようと思っていたら、一気に暴落してしまい損失が出てしまったことを表しています。
「暴騰」の類語や類義語
「暴騰」の類語を紹介します。
- 「高値になる」【たかねになる】
- 「インフレ」【いんふれ】
「高値になる」【たかねになる】
「一定期間のうちで最も高い値段になること」という意味です。
「インフレ」【いんふれ】
「ものの値段が上がり続けて、お金の価値が下がってしまうこと」です。
世の中に出回っている通貨の供給量が多すぎたり、ものが品薄になった時に起こります。
「暴騰」は「物価や株価などが急激に、かつ大幅に上がること」という意味です。
社会人として正しく使える様になりましょう。