「食い違う」とは?意味や類語!例文と解釈
「食い違う」という表現は「意見が食い違いました」や「食い違った価値観をすり合わせる」といった文章で使われていますが、「食い違う」にはどのような意味合いがあるのでしょうか?
「食い違う」の表現の「意味・読み方・使い方・語源・例文と解釈・類義語」について、詳しく解説していきます。
目次
- 「食い違う」とは?
- 「食い違う」の表現の使い方
- 「食い違う」の語源や由来
- 「食い違う」を使った例文と意味を解釈
- 「食い違う」の類語や類義語
「食い違う」とは?
「食い違う」という表現は、「物理的にきっちりと噛み合うべきものが噛み合わないこと」を意味しています。
また「食い違う」という表現には、「本来一致すべき物事が一致しないこと」や「本来同じであるはずの意見・物事が違っているさま」といった意味合いもあります。
- 「食い違う」の読み方
「食い違う」の読み方
「食い違う」の読み方は、「くいちがう」になります。
「食い違う」の表現の使い方
「食い違う」の表現の使い方は、「物理的にきっちりと噛み合うべきものが噛み合わない場合」に使うという使い方になります。
例えば、「板の継ぎ目が食い違っています」といった文章で使えます。
また「食い違う」という表現は、「二つの意見・考えが違っていて対立している時」に使うという使い方もあります。
例えば、「彼とは長い付き合いのある親友ですが、意見が食い違うこともあります」といった文章で使用できます。
「食い違う」の語源や由来
「食い違う」の語源は、「機械を動かす二つ以上の歯車の歯がきっちりと噛み合わない」ということにあり、「二つ以上のものを組み合わせたり継ぎ合わせたりした部分が、しっかりと合っていない状態」に由来しています。
「食い違う」という慣用的な表現は、「本来であれば正確に噛み合うべき物理的な歯車の歯の噛み合い(食い合い)が、ズレてしまって違っていること」に由来しているのです。
「食い違う」を使った例文と意味を解釈
「食い違う」を使った例文を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「食い違う」を使った例文1
- 「食い違う」を使った例文2
「食い違う」を使った例文1
「動力源の歯車が食い違っているのに無理に動かしたため、その工作機械は間もなく故障してしまいました」
この「食い違う」を使った例文では、「動力源である歯車の歯が噛み合っていなくてズレているのに無理に動かしたため」という意味を持つ文脈で、「食い違う」という表現を使っています。
「食い違う」を使った例文2
「意見・価値観が大きく食い違っているからといって、その人の人間性・存在価値まで強く否定するような人は議論に向いていません」
この「食い違う」を使った例文は、「食い違う」という表現を、「意見・価値観が大きく相違している(対立している)からといって」という意味合いで使用しているのです。
「食い違う」の類語や類義語
「食い違う」の類語・類義語を紹介して、その意味を説明していきます。
- 「相違・異なる」
- 「考えが一致しない・意見が対立する」
「相違・異なる」
「食い違う」という表現は、「二つの物事が一致せずに相違していること、異なっているさま」を意味しています。
「相違」という言葉は、「二つの物事の間に違いがあること」を意味しています。
この意味合いから、「食い違う」とほとんど同じ意味を持つ類語(シソーラス)として、「相違・異なる」を指摘できます。
「考えが一致しない・意見が対立する」
「食い違う」という表現は、「二人の考えが一致せずに違っていること」や「二人の意見が噛み合わずに対立しているさま」を意味しています。
その意味合いから、「食い違う」と近しい類似の意味を持つ類義語として、「考えが一致しない・意見が対立する」の表現を上げることができます。
この記事で解説した「食い違う」の表現には、「物理的にしっかり噛み合うべきものが噛み合わないこと」や「本来であれば一致するはずの物事・意見などが異なっているさま」などの意味があります。
「食い違う」の類語・類義語として、「相違・異なる」「考えが一致しない・意見が対立する」などがあります。
「食い違う」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。