「方針」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ビジネスで「方針」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「方針」の意味
- 「方針」の表現の使い方
- 「方針」を使った例文と意味を解釈
- 「方針」の類語や類義語
「方針」の意味
「方針」の意味は以下の2つです。
1つ目は「方位を指し示す針のこと」です。
昔は方位を知る為に方位磁針が用いられていて、秘境を旅する時に使われていました。
2つ目は「ものごとや計画を実行する時に目指す方向のこと」です。
大勢で行動する時に、統制を取る為に一定の方向性を決めることを言います。
- 「方針」の読み方
- 「方針」の言葉の成り立ち
- 「方針」と「指針」の違い
「方針」の読み方
「方針」の読み方は、「ほうしん」になります。
「かたばり」などと読み間違わない様にしましょう。
「方針」の言葉の成り立ち
「方針」の「方」は「方角・方向」「ものごとの方向性」という意味があります。
「針」は「方向・進路」「目盛りを示す針」という意味がです。
これらの漢字が組み合わさり「ものごとの方向性を指し示すもの」という意味で使われています。
「方針」と「指針」の違い
「方針」と似た言葉に「指針」があります。
どちらも「ものごとの向かうべき方向性」を意味していますが、この2つの言葉は使い分けがあります。
「方針」は「ものごとを行う時に自分達でこうしようと方向性を定めること」という意味です。
組織や団体で話し合って決めたもののことを言います。
「指針」は「ものごとを行う時に、こうするべきという方向性を示すもの」という意味です。
他からアドバイスされたり、ノウハウを引用する時に使われます。
良く似た言葉ですが、誰が決めたものであるかにより使い分けされています。
「方針」の表現の使い方
「方針」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 個人的にも使われる
文法的な使い方
「方針」は名詞で、文末に使う時には動詞を伴って「方針を取る」「方針に従う」などになります。
形容動詞として「方針だ・である」と使ったり、副詞として「方針で」と使います。
個人的にも使われる
「方針」は基本的に組織や団体が行動する時の拠り所となる事柄を表しますが、個人的にも使うことがあります。
自分で自分のやり方を貫く時に「自己の方針」を掲げる人もいるのです。
「方針」を使った例文と意味を解釈
「方針」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「方針」を使った例文1
- 「方針」を使った例文2
「方針」を使った例文1
「会社の方針に従って販路を拡大していく」
市場を開拓していく時には、会社が決めた顧客層や商品をメインに営業していく必要があることを表しています。
「方針」を使った例文2
「方針が定まらないと活動がしにくい」
どの様に行動していくのかという方向性が定まらないと、営業としても戦術が立てにくいことを表しています。
「方針」の類語や類義語
「方針」の類語や類義語を紹介します。
- 「主義」【しゅぎ】
- 「路線」【ろせん】
「主義」【しゅぎ】
「その人が持ち続けている考えや思想のこと」という意味です。
「路線」【ろせん】
「組織や団体が活動する上で、どの様なイメージで進めるか」という意味です。
「方針」は「方位を指し示す針のこと」「ものごとや計画を実行する時に目指す方向のこと」という2つの意味があります。
ビジネスで正しく使える様になりましょう。