「器の大きさ」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
日常会話で「器の大きさ」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「器の大きさ」の意味
- 「器の大きさ」の表現の使い方
- 「器の大きさ」を使った例文と意味を解釈
- 「器の大きさ」の類語や類義語
「器の大きさ」の意味
「器の大きさ」は、「その人の心の広さや大きさ」という意味です。
「器」はその人の気持ちや心のことを例えている言葉で、心が広い程多くのことを受け入れられて、小さなことで怒ったり、イライラしたりしないことからきています。
その人がどの位人格的に優れているのかを言い表す時に「器の大きさ」と言うのです。
- 「器の大きさ」の読み方
- 「器の大きさ」の言葉の成り立ち
「器の大きさ」の読み方
「器の大きさ」の読み方は、「うつわのおおきさ」になります。
「器」は「うつわ」と読むことを覚えておきましょう。
「器の大きさ」の言葉の成り立ち
「器の大きさ」は「器+の(助詞)+大きさ」で成り立っています。
「器」とは「心の広さ」「才能」「道具」という意味があります。
「大きさ」は形容詞「大きい」の名詞形で、「形・面積・容積がどれ位か」という意味です。
これらの言葉が組み合わさり「心の広さがどれ位あるか」という意味で使われています。
「器の大きさ」の表現の使い方
「器の大きさ」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 心の広さを推し量る時に使われる
文法的な使い方
「器の大きさ」は名詞で、文末に使う時には「器の大きさを感じる」「器の大きさが違う」など、動詞を伴って使います。
副詞や形容詞として使うと文章がぎこちなくなるので、「器が大きい」と言い換えることが殆どです。
心の広さを推し量る時に使われる
「器の大きさ」は、その人の心の広さを推し量る時に使う言葉です。
目に見えるものではなく、周囲の人の評価により決まるもので、ほめ言葉になります。
自分に対しては使いません。
「器の大きさ」を使った例文と意味を解釈
「器の大きさ」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「器の大きさ」を使った例文1
- 「器の大きさ」を使った例文2
「器の大きさ」を使った例文1
「あの人は既に器の大きさが違う」
人から悪口を言われても動じず、何をされても平然としている人のことです。
自分に自信があり、他の人達の悪意などちっぽけに見えてしまうので、相手にしません。
「器の大きさ」を使った例文2
「こちらがミスをした時の対応に器の大きさを感じさせた」
こちらがミスをした時に、かなり困っている筈なのですが怒鳴ったりせずに、黙ってこちらに全てを任せてくれました。
全てが終わった後に「ありがとう」とお礼まで言ってくれたことで、人間として大きな人だと思ったことを表しています。
「器の大きさ」の類語や類義語
「器の大きさ」の類語や類義語を紹介します。
- 「度量の大きさ」【どりょうのおおきさ】
- 「寛容さ」【かんようさ】
「度量の大きさ」【どりょうのおおきさ】
「心が広く、人の言うことに耳を傾けること」という意味です。
「寛容さ」【かんようさ】
「心が広くて人を受け入れたり、他人を責めたりしないこと」という意味です。
「器の大きさ」は「その人の心の広さや大きさ」という意味です。
自分に自信があり、小さなことでイライラしない人に対して使いましょう。