「美徳」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「美徳」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「美徳」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「美徳」の意味
- 「美徳」の表現の使い方
- 「美徳」を使った例文と意味を解釈
- 「美徳」の類語や類義語
「美徳」の意味
「美徳」とは「美しい徳行」という意味で、「道徳の基準にあった、性質、行動」のことを言います。
- 「美徳」の読み方
「美徳」の読み方
「美徳」の読み方は、「びとく」になります。
「美徳」の表現の使い方
「美徳」の表現の使い方を紹介します。
「美徳」とは道徳の基準にあった性質、行動のことを言いますので、簡単に言えば「良い行い」「美しい心」「思いやりの精神」といったことが「美徳」となります。
「協調性があり、我儘を言わないのが美徳とされる」「美徳ではなくただの自己犠牲じゃないか」「謙譲の美徳」などと使います。
「美徳」を使った例文と意味を解釈
「美徳」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「美徳」を使った例文1
- 「美徳」を使った例文2
「美徳」を使った例文1
「正直に言うことは美徳とされるけど、あなたのはただ、ずけずけと失礼なことを言っているだけだわ」
正直であることは、道徳の基準にあった性質、行為であるとされますから「美徳」と言えます。
しかし何でも本当のことを言えばいいというものでもないと例文は言っているのです。
正直に失礼なことや相手を傷つけるようなことを発言するのは「美徳」ではないのです。
「美徳」を使った例文2
「自己犠牲が美徳だなんて、今の時代誰が人の為に自分を犠牲にするって言うの」
自己犠牲というのは他の為に自分を犠牲にするという美しい心、行動です。
しかし現代においては、自分さえ良ければいいとまではいかなくても「自己責任」といった言葉がありますように、自己犠牲は前時代的な価値観と言えるでしょう。
自己犠牲の精神は「美徳」ではありますが、それを心がけている人などいくらもいない、ということを例文は言い表しているのです。
「美徳」の類語や類義語
「美徳」の類語や類義語を紹介します。
- 「善良」【ぜんりょう】
- 「美質」【びしつ】
- 「功徳」【こうとく】
「善良」【ぜんりょう】
「善良」とは正直で性質が良いことを言います。
実直で素直である様子を言います。
「あんな善良なおばあちゃんを騙すなんて信じられない」「彼女はとても善良な心を持っている」「彼は善良な市民で、何か企みを持っているわけじゃない」などと使います。
「美質」【びしつ】
「美質」とは生まれつき、優れた性質や容姿のことを言います。
「決して、彼女の美質にだけ惹かれたわけではない」「経済力や家柄ではなく、彼の人間的美質に惚れたと言える」などと使います。
「功徳」【こうとく】
「功徳」とは功績と、徳行という意味になります。
「功徳」は「くどく」とも読みますが、それは仏教の言葉となり別の意味となりますので注意してください。
いかがでしたでしょうか。
「美徳」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。