「初動」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「初動」という言葉は、色々な使い方ができます。
ここでは意味と共にその使い方について、詳しく説明していきます。
目次
- 「初動」の意味とは?
- 「初動」の表現の使い方
- 「初動」を使った例文と意味を解釈
- 「初動」の類語や類義語
「初動」の意味とは?
「初動」は、起こり始めの動作や行動を指して使います。
そのような現象全てに対して使うことができる為、使い勝手のいい言葉だと表現していいでしょう。
例えば、自動車が停止している状態から動き出す時の様子に対し、「初動はいいんだけど、その後の加速が今ひとつだ」のように使ったり、野球で打者が投手の速球に振り遅れていると分かった時に、「バットの初動が遅い」と表現して使うという具合です。
- 「初動」の読み方
「初動」の読み方
「初動」の読み方は、「しょどう」になります。
共に音読みで読めば問題なく読める為、特に読み方の説明は不要に思えますが、この「初動」のような「初」から始まる二文字の言葉では、この漢字を「はつ」と読む場合が少なくありません。
例として、「初耳」(はつみみ、初めて聞く内容)や「初盆」(はつぼん、亡くなった人が迎える初めてのお盆)などが挙げられますが、それらと同様に「はつどう」などと読まないように注意してください。
「初動」の表現の使い方
「初動」の表現の使い方を紹介します。
この言葉は、先に挙げたような使い方以外にも、大きな自然災害が起こった際に、「対応の初動が遅かったと言わざるを得ない」などとも使われます。
自動車やバットなどの物理的な対象だけでなく、このような対応の初期の行動に対しても使える言葉で、もっと他の使い方も以下で例文として紹介します。
「初動」を使った例文と意味を解釈
「初動」を使った例文と、その意味の解釈です。
ここまでに挙げてきた以外の使い方で挙げていきます。
- 「初動」を使った例文1
- 「初動」を使った例文2
「初動」を使った例文1
「売り上げの初動がこれでは、とてもヒットは望めない」
新しく発売した物の最初の数日の売り上げが芳しくないと使っている例になります。
「初動」はこのような使い方をされることも多く、歌謡曲のヒットチャートの週間ランキングはこれが全てだと言っていいでしょう。
「初動」を使った例文2
「あの地震は初動こそ凄かったが、その後の余震はほとんど無かった」
地震の起こり始めに対して使っており、現在ではこれに対して、「初動対応マニュアル」を作成している団体や企業も増えています。
「初動」の類語や類義語
「初動」の類語や類義語を紹介します。
使い方によってはこの「初動」と似た意味になります。
- 「初頭」【しょとう】
「初頭」【しょとう】
何かの初めの様子を表す言葉で、「第一印象」という意味で「初頭効果」と使われるように、よく似た表現で用いることができる場合があります。
ただし、基本的には「期間の始め」という意味になる為、「21世紀初頭は~」のような使い方になり、そこまで似ている言葉という訳でもありません。
「初動」はこのように、様々なことに使われる言葉です。
どのような使い方でも意味は一緒なので、解釈が分かりやすいのも特徴だと言えそうです。