「聞き入れる」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「聞き入れる」は、実際に聞くことが絡まなくとも使える表現です。
目次
- 「聞き入れる」の意味とは?
- 「聞き入れる」の表現の使い方
- 「聞き入れる」を使った例文と意味を解釈
- 「聞き入れる」の類語や類義語
「聞き入れる」の意味とは?
「聞き入れる」とは、「認める」ことの表現として使います。
「仕方ないので聞き入れた」のように使うと、仕方ないので認めたという意味になり、冒頭のように「聞く」という行為と関係がない場合でも、認めること全般に使える言葉です。
基本的には実際に耳で聞いた内容に対して使うことが多い表現ですが、書類を見て認めるような時にも、「その内容で聞き入れることにした」などと使うことができます。
- 「聞き入れる」の読み方
「聞き入れる」の読み方
「聞き入れる」の読み方は、「ききいれる」になります。
「聞く」と使っていながら、実際の耳での行為以外にも用いることができるのは上に書いた通りで、この「聞く」の使い方は「言うことを聞く」のそれと同様だと考えていいでしょう。
この「言うことを聞く」も、同じく「聞く」と使っていますが、実際の聞くという行為とは関係なく、示された内容に対して広く用いることができます。
「聞き入れる」の表現の使い方
「聞き入れる」の表現の使い方を紹介します。
「聞き入れる」と使った以上、その内容を認めることになります。
あまり好ましくないながらも認めざるを得ないといった時には、先のような「仕方ないので~」といったような使い方になります。
そのような場合には、少し変化させて「聞き入れるしかなかった」などとしても構いません。
「聞き入れてあげることにした」とすると、認めてあげることにしたとなり、少し上からの使い方になります。
「聞き入れる」を使った例文と意味を解釈
「聞き入れる」を使った例文と、その意味の解釈です。
意味が分かってしまうと、解釈は簡単な言葉です。
- 「聞き入れる」を使った例文1
- 「聞き入れる」を使った例文2
「聞き入れる」を使った例文1
「それを聞き入れてくれたら、こちらも折れようと考えている」
こちらの言い分を認めてもらえれば、折れる(妥協する)用意があると言っています。
色々な駆け引きにおいて、このような提案は盛んに行われるものです。
「聞き入れる」を使った例文2
「さすがに聞き入れるには難しい問題だ」
それを認めるのはさすがに難しいと使っており、できれば認めたくはないというニュアンスだと解釈できます。
「聞き入れられない」としてもほとんど同じ意味ですが、それを少し柔らかくした言い方です。
「聞き入れる」の類語や類義語
「聞き入れる」の類語や類義語を紹介します。
意味は同様で、丁寧にした表現だと考えていいでしょう。
- 「了承する」【りょうしょうする】
「了承する」【りょうしょうする】
「聞き入れる」と同じく、認めるという意味で使います。
その「認める」や「聞き入れる」と使うよりも丁寧になり、ビジネスで用いられることも多い言葉です。
「その提案を了承することにした」と使うと、「~聞き入れることにした」や「認めることにした」よりビジネス向きなのが分かります。
「聞き入れる」は、比較的ラフな認めることの表現だと覚えておけばいいでしょう。
その「認める」と置き換えても問題なくそのまま意味が通ります。