「入り浸る」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「入り浸る」という表現は、言葉自体に悪い意味こそないものの、そのような使われ方をされることが多いだと言えるでしょう。
目次
- 「入り浸る」の意味とは?
- 「入り浸る」の表現の使い方
- 「入り浸る」を使った例文と意味を解釈
- 「入り浸る」の類語や類義語
「入り浸る」の意味とは?
「入り浸る」とは、そこに入り続けている、居続けている様子を表現する言葉です。
先のように、いい意味で使うことはあまりなく、「彼はいつもパチンコ屋に入り浸っている」のように使うと、その彼がいつもパチンコ屋に居る(行っている)と言っていることになり、その様子をよく思っていないことが同時に表現されていると考えていいでしょう。
この例のように使うと、「入り浸っている」として、実際にはずっとそこに居続けている訳ではなく、「いつもそこに居る(行っている)」という解釈で用いることができます。
- 「入り浸る」の読み方
「入り浸る」の読み方
「入り浸る」の読み方は、「いりびたる」になります。
「浸る」と使っているように、元は「水にずっと浸かっている様子」を表現する為の言葉でしたが、実際の使われ方では「(そこに)入り続けている」という意味で浸透している為、そちらの方で覚えてしまって構いません。
よって、本来の意味は言わば「語源」として形骸化しているのが実情です。
「入り浸る」の表現の使い方
「入り浸る」の表現の使い方を紹介します。
先に挙げた例のように、この言葉は人に対して使う時にはあまりいい意味にならず、その状態に対して文句がある、いいとは考えていないといったニュアンスが少なからず含まれます。
よく見聞きする例では、「○○(招かれざる客)がずっと家に入り浸って困っている」などといった使い方で、それを決していいとは考えていないことが分かります。
「入り浸る」を使った例文と意味を解釈
「入り浸る」を使った例文と、その意味の解釈です。
自分に対して使う時には、それほど悪い意味にはならない(特にその含みがない)言葉です。
- 「入り浸る」を使った例文1
- 「入り浸る」を使った例文2
「入り浸る」を使った例文1
「ビリヤード場に入り浸っていたお陰で、かなり上達できた」
毎日のようにビリヤード場に行っていたと考えることができる使い方です。
特に悪い意味は含んでいないことが分かるでしょう。
「入り浸る」を使った例文2
「あいつは借金があるくせに、競馬場に入り浸る様子が度々目撃されている」
その彼は借金がありながら、いつも競馬ばかりをしている言っています。
大きな配当を当てて一気に返済しようと考えているのかも知れませんが、世の中そううまくいくものでもないのは言うまでもないでしょう。
「入り浸る」の類語や類義語
「入り浸る」の類語や類義語を紹介します。
こちらもよく似た使い方ができます。
- 「居座る」【いすわる】
「居座る」【いすわる】
座っていると表現されるほど居続けていることの表現で、「ずっと入り浸っている」は、「ずっと居座っている」としてもほとんど同じ意味になります。
こちらも誰かに使う時にはほとんどの場合でいい意味にはならず、それが迷惑だという意味になる使い方が多いと考えていいでしょう。
この「入り浸る」を人に対して使うと、少なからず悪い意味合いになると考えてください。
その為、使い方には注意が必要な言葉でもあると言えるでしょう。