「呂律が回らない」とは?!意味や解説
この「呂律が回らない」状態は、お酒によるものだけではなく、とても危険な場合もあります。
目次
- 「呂律が回らない」とは?
- 「呂律が回らない」の概要
「呂律が回らない」とは?
「呂律が回らない」は、うまく喋ることができなくなっている状態の表現として使われます。
冒頭のように、お酒を飲み過ぎて酔っ払っている人に対して「おいおい、呂律が回らなくなっているぞ」と使えば、酔ったことでうまく喋れなくなっているぞと言っています。
お酒の飲み過ぎで呂律が回らなってしまうのは、お酒によってアルコールの血中濃度が上がり、それが脳を麻痺させてしまうからです。
よほどの深酒をしない限り、それは一時的なもので済みますが、中には病気が原因でそのようになることがあり、その時には命に関わるほど危険な場合も少なくありません。
- 「呂律が回らない」の読み方
「呂律が回らない」の読み方
「呂律が回らない」は、「ろれつがまわらない」と読みます。
「呂律」とは、「呂」(りょ)と「律」(りつ)で表現される言葉を正しく話す為の音階のことです。
これらがうまく組み合わなくなる(回らなくなる)と何を言っているのか分からなることから、この「呂律が回らない」という表現でうまく喋れないと使われています。
「呂律が回らない」の概要
言葉をうまく(普段通りに)喋る為には、脳がきちんと働いている必要があります。
お酒に含まれるアルコールによって呂律が回らなくなってしまう原因は先に挙げましたが、病気などが原因の場合は、脳に障害が起きている為にうまく喋れなくなってしまっていると考えられます。
脳の病気だったり、事故によって脳の一部(言語能力に関係のある部分)を損傷してしまうようなことがあると、お酒による一時的な現象とは違い、簡単には治らないかも知れません。
その為、お酒も飲んでいないのに、突然この「呂律が回らない」ようになってしまった時には、突発的な脳の病気や障害を一番に疑い、早急な対応が求められます。
「呂律が回らない」状態でいいことは何もありません。
お酒が原因ではないと分かっている場合には、すぐに医療機関を受診するべきだと言えるでしょう。