「思い切れない」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
日常会話や小説などで「思い切れない」という言葉を使うことがあります。
一体どの様な意味なのか、関連語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「思い切れない」の意味
- 「思い切れない」の表現の使い方
- 「思い切れない」を使った例文と意味を解釈
- 「思い切れない」の類語や類義語
「思い切れない」の意味
「思い切れない」の意味は以下の2つです。
1つ目は「諦めきれない・断念できない」という意味です。
自分でやりたいことや目標があり、それを叶えることは無理だと分っても、諦めらない時の表現です。
2つ目は「決心できない・覚悟できない」という意味です。
やりたいことや目標があり、やろうと思えばできないことはない状態なのですが、自分から行動を起こせずにうる時の表現です。
- 「思い切れない」の読み方
- 「思い切り」とは
「思い切れない」の読み方
「思い切れない」の読み方は、「おもいきれない」になります。
難しい漢字ではないので読み書きできる様にしておきましょう。
「思い切り」とは
「思い切れない」は動詞「思い切る」の可能形「思い切れる」の否定形です。
「思い切る」の名詞形は「思い切り」で、日常会話にも使われます。
「思い切り」の意味は2つあり、名詞として使う時には「思いを断ち切ること=あきらめ」という意味で「思い切りがいい」などに使われます。
副詞として使う時には「思う存分」という意味で「思い切り飲みたい」などに使われます。
「思い切れない」の表現の使い方
「思い切れない」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 真逆の意味がある
文法的な使い方
「思い切れない」は動詞を含んだ表現ですので、文末にそのまま使えます。
副詞として使う時には「思い切れずに」になります。
真逆の意味がある
「思い切れない」には、「すっばりと諦められない」「決心して行動できない」という真逆の2つの意味があります。
正しく使い分けるには、それまでの話の流れをしっかりと理解することが大切です。
「思い切れない」を使った例文と意味を解釈
「思い切れない」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「思い切れない」を使った例文1
- 「思い切れない」を使った例文2
「思い切れない」を使った例文1
「元彼のことがいつまでも思い切れない」
別れた恋人に未練が残り、中々すっきりと諦めて忘れられない様子を表しています。
「思い切れない」を使った例文2
「転職したいのに中々思い切れない」
以前からずっと転職をしたいと思っているのですが、中々覚悟ができずに行動できない様子を著しています。
「思い切れない」の類語や類義語
「思い切れない」の類語や類義語を紹介します。
- 「心残り」【こころのこり】
- 「二の足を踏む」【にのあしをふむ】
「心残り」【こころのこり】
「人やものへの思いが後を引き、すっきりと諦められないこと」という意味です。
「二の足を踏む」【にのあしをふむ】
「覚悟を決めて行動に移せないこと」という意味で、「一歩目は踏み出したものの、二歩目は悩んでしまい踏み出せない様子」から来ています。
「思い切れない」は「諦めきれない・断念できない」「決心できない・覚悟できない」という2つの意味があります。
その時の話の内容により意味を使い分ける様にしましょう。