「孤立無援」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「孤立無援」という言葉がありますが、この言葉を耳にした時、周りに誰もいなくて非常に寂しく辛くなるような感じがします。
この言葉は、誰もが耳にしたことがある言葉ではありますが、その意味を改めて、この記事で考察していきたいと思います。
目次
- 「孤立無援」の意味
- 「孤立無援」の表現の使い方
- 「孤立無援」を使った例文と意味を解釈
- 「孤立無援」の類語や類義語
「孤立無援」の意味
「孤立無援」とは、「たった1人でいて、誰も助けてくれる人がいないこと」という意味を表現した言葉です。
- 「孤立無援」の読み方
「孤立無援」の読み方
「孤立無援」は「こりつむえん」という読み方になりますので、ここで間違いのないようにしっかりとチェックしておくことにしましょう。
「孤立無援」の表現の使い方
「孤立無援」とは、「1人になってしまい、協力者がいないこと」という意味になりますので、敵に囲まれて、全く援軍がいない場合に使われることになります。
自分の周りには、全く味方になる者がいなくて、1人で戦い抜くような場面がイメージされます。
「孤立無援」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「孤立無援」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「孤立無援」を使った例文1
- 「孤立無援」を使った例文2
「孤立無援」を使った例文1
「孤立無援となっても、彼は1人で戦い抜き、何とかその場を脱することができた」
戦で味方が全くなく「孤立無援」の状態になると、もはや活路を見出だすことは困難を極めます。
この例文では、死に物狂いで戦って、その場を脱出することができたようですが、とても苦しい戦いだったはずです。
それだけ「孤立無援」になることは、体力的にも精神的にも苦しいことです。
「孤立無援」を使った例文2
「もし、君が孤立無援なったとしたなら、それは日頃の君の言動に問題があるんだ」
誰でも人は、協力しながら助け合いながら、暮らして行くものです。
この例文のように日頃の生活の中で、「孤立無援」になってしまう人は、いつも他人に厳しい言葉を浴びせたり、自分中心の活動ばかりしているので、いざとなっても誰も助けてくれる人がいないのです。
「孤立無援」の類語や類義語
「孤立無援」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのような言葉あるかを見ていくことにします。
- 「立ち往生」【たちおうじょう】
- 「万事休す」【ばんじきゅうす】
「立ち往生」【たちおうじょう】
「立ち往生」が「孤立無援」に近い意味を持つ類義語となります。
「物事が行き詰まりの状態になって処置に困ること」という意味の表現として使われます。
「万事休す」【ばんじきゅうす】
「万事休す」も「孤立無援」に近い意味をなす言葉です。
「もはや施す手段がなく万策尽きること」という意味ですが、ここで言う「万事」は「全てのこと」という意味があり、「休す」は「全て収まる」という意味を持っています。
その結果、「万事休す」が「万策尽きる」という解釈なるわけです。
「孤立無援」という言葉には、絶望的な要素が含まれています。
このような状況に陥ってしまうと、もう何もできなくなってしまうので、日頃からの行動に意識を傾ける必要があります。